カテゴリ : 社会
2014年 04月 8日 09:56
先週末にブラジルで起きた本当の事件である。
4月7日月曜日の朝、マナウス市から27km離れたアマゾナス州イランドゥバにあるブラジル銀行支店の金庫室から、現金などが盗難にあい、金庫室から約6メートルものトンネルが銀行員によって発見されたと、同日付け「G1」などが報じている。
トンネルは、アマゾナス通りにある銀行の金庫室の床から、隣に位置するアパートの浴室まで繋がっていたという。そしてこのアパートは、なんと窃盗団が今年の1月から借りていたものだという。
トンネル内部には土嚢やトンネルを掘るための機器、男性用の衣服、空の水筒などが発見された。既に誰も居ないものの、発掘の痕跡はそのまま残っていたという。犯行は計画的に進められていたようだ。
銀行の支店長は警察に対し、盗まれたお金の合計金額がまだはっきり分からないと述べている。
実行犯はいまだ逃亡中。警察は、プロの窃盗団によるものであると考えており、防犯カメラの解析や、近所の住民の聞き込みなど、必死に容疑者の行方を追っているという。
ブラジルでは2005年にも似たテクニックを使った事件が起きている。
(文/柳田あや、写真/matiasromero)
写真はイメージです。
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