2014年 04月 11日 23:41
観光やビジネスでブラジルへ旅行する日本人には朗報となりそうです。
ブラジルの連邦上院議会は4月8日(火)、外国人観光客の観光ビザや商用ビザなどを電子化してインターネット経由で発給するシステムを導入、ビザの発給を簡素化することを決定したと同日、Agência Senadoを通して公表しました。
上院を通過したばかりで、実施されるためには大統領の裁可が必要。また、今回の決定はブラジルから国外の国々を訪れる人たちにとってビザの手続きが煩雑だったことも関係しているようで、相手国によっては互恵精神のもと、両国間での査証免除も可能になる見通しもあるそうです。
日本は中南米の多くの国と査証免除協定を締結しているにもかかわらず、ブラジルとは締結していない点は謎でしたが、ブラジル側のこの第一歩がブラジル-日本間の行き来をよりスムー ズに、そして相互関係をより良くさせることが期待されます。
(文/加藤元庸、写真/José Cruz/ABr)
写真はブラジルの上院議会
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