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IT大国ブラジルでIT業界のカリスマを主人公にした新ドラマ「ジェラサォン・ブラジル」が話題に

GENERATION BRASIL

本国で4月から始まった新しいタイプのテレノヴェラ(連続テレビドラマ)「G3R4ÇÃO BR4S1L(ジェラサォン・ブラジル)」は、そのスタイリッシュな作りや、出演者の話題性もあり、既にブラジル国内で大変な注目を集めている。タイトルの「GENERATION BRASIL」がハッカーが使うような記号文字「G3R4ÇÃO BR4S1L」になっているのも、コンピュータの世界のイメージを重ねているのだろう。

ドラマではどこまでIT業界内のことが触れられるかはわからないが、ブラジルはIT先進国だ。選挙も電子投票だし、ブラジルIT情報通信企業協会(BRASCOM)によると、ブラジルはアメリカ合衆国に次いで、世界第2位のメインフレーム人口(COBOL言語の経験を持つ技術者)を抱える国なのだという。

さて、そんなブラジルで始まった「ジェラサォン・ブラジル」。主役のジョナス・マッハは、アメリカ合衆国のシリコンバレーでITテクノロジー関連の会社を設立し、大成功した男という設定。Murilo Benício ムリロ・ベニシオが演じている。

“ブラジルのスティーブ・ジョブス”と呼ばれるほどのIT業界のカリスマを演じるムリロ・ベニシオは、この役を演じるに当たりジョブスのことを研究したという。

ジョナスは同じブラジル人で女優として成功しているパメラ・パーカー(Claudia Abreu クラウヂア・アブレウ)と結婚している。ジョナスはブラジルへ戻って今後の生活を送るため、大きくした会社の後継者を捜す。

しかしジョナスのブラジルへの帰国は、表向きにはメイドインUSAのコンピュータ関連のビジネスをブラジルに持ってくるというものだが、どうやらジョナスの行動には裏があるようだ…。

日本での放送はスカパー514ch「グローボインターナショナル」(視聴申し込みは03-6436-9200まで)5月6日より。

(文/加藤元庸、写真/Joao Cotta/Divulgação/TV Globo)
写真はLázaro Ramos ラーザロ・ハモスとMurilo Benício ムリロ・ベニシオ

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