ワールドカップ期間中、スタジアムで郷土料理を提供。バイーアではアカラジェ、マナウスでは川魚フライなど
2014年 05月 31日FIFAは、ワールドカップブラジル大会の期間にスタジアムで販売する食べ物や飲み物のメニューと価格を発表したと、現地メディア(「グローボエスポルチ」5月26日づけ)が報じた。
2013年にブラジルで行われたコンフェデレーションズカップの期間中に比べて価格はわずかとはいえ値上がりしているという。 ビールは国産・輸入とも1ヘアウ(レアル)~約40円、ソーダやホットドッグなどは2ヘアイス(レアル)~約80円高くなっている。
また、ワールドカップの試合中、観客はスタジアム内のバーで多くのメニューを楽しむことができるが、定番のスタジアム・メニューに加えて特別メニューも用意される。
一般的なメニューでは、チーズバーガー、フライドポテト、トルティーヤ、ポップコーン、ピーナッツ、アイスクリーム、チョコレート、サンドイッチ(チキン、ターキー、ベジタリアン)、ホットドッグなど。飲み物は、ミネラルウォーター、マテ茶、ノンアルコールビールなどが用意されるという。
特別メニューでは、いくつかのスタジアム(ファンゾーン含む)で地域独自のご当地メニューを販売すると公表している。
ベロオリゾンチではfeijão tropeiro フェイジョン・トロペイロ (豆、ベーコン、揚げた豚の皮、トウモロコシの粉などを混ぜた郷土料理)、マナウスではtambaqui com fritas タンバキ・コン・フリッタス (アマゾンの魚タンバキのフライ)、 リオデジャネイロではbiscoito de polvilho ビスコイト・ヂ・ポウヴィーニョ (軽い口当たりのタピオカのスナック)、サルバドールではcocada コカーダ (ココナッツと練乳のお菓子)とacarajé アカラジェ (すりつぶした黒目豆を練った生地を丸めてデンデ油で揚げた郷土料理)、ヘシーフィ(レシフェ)ではtapioca e bolo de rolo タピオカとボーロ・ヂ・ホーロ (ロールケーキ)といった各地の郷土料理を、サッカーを見ながら堪能できる予定だ。
12のスタジアムの中でもっとも安いメニューが、リオの ビスコイト・ヂ・ポウヴィーニョで、5へアイス。メニュー中もっとも高価なのは、牛肉、チキン、リングイッサ(ブラジルのソーセージ)の前菜と、ベロオリゾンチのフェイジョン・トロペイロで、15へアイスとなっている。
ワールドカップ中のスタジアム・メニューの一覧は以下。