ワールドカップブラジル大会はゴールライン識別技術を導入。“幻のゴール”がなくなる!?

2014年 06月 4日

ゴールコントロール

ワールドカップブラジル大会では、実際にはボールがゴールラインを超えているにもかかわらず、審判が判断することができずゴールの判定にならなかった、いわゆる“幻のゴール”がなくなる!?

ドイツのゴールコントロールが開発した「GoalControl-4D」は、ゴールライン識別技術。1ゴールにつき7台の小型カメラ(計14台)が取り付けられ、カメラがゴールを感知すると審判員の腕時計型受信機にゴールを知らせるというもの。

今大会を機にこのシステムが、ワールドカップの舞台で初めて利用されることになるという。12都市すべてのスタジアムで導入される。「NDTV」などが6月2日に伝えている。

ブラジルのスポーツ・コラムニスト、ヴァウヂール・ビクード氏によるとこのシステムはこれまでさまざまな大会で実験されてきたもので、2012年に日本で行われたFIFAクラブ選手権や2013年のコンフェデレーションズ・カップでも実験されているという。

(文/麻生雅人、写真/Getty Images)
ドイツ、ゴールコントロール社のゴールコントロール。審判の腕時計型受信機にゴール判定が送信される