15日にはマラカナンスタジアム近辺でも抗議デモ
2014年 06月 16日6月15日(日)、アルゼンチン対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦が行われた日、試合が行われたマラカナンスタジアムに近いリオ市北部チジュッカ地区の通りで抗議デモが行われた。現地メディア(「UOL」同日付け、電子版など)が報じた。
サエンス・ペナ広場に夕方16時頃集合したデモの参加者はマラカナンスタジアムの近くまで行進したが、軍警察の暴動鎮圧大隊や国家治安維持軍、軍警察のヘリコプターなどが厳重にスタジアムを警備していたためスタジアムには到達しなかった。
デモの参加者は約600人ほどだったとみられている。
デモ集団は前進を試みたが、軍警察は催涙ガス弾や唐辛子スプレーなどを使用してデモの前進を遮った。警察によると、催涙ガス弾の使用は、火炎瓶が使用されたことへの対応だったという。デモには数名、外国人のジャーナリストも参加していたという。
最終的にはデモはマラカナンの試合には影響を与えなかったとのこと。
(文/麻生雅人、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
6月15日、チジュッカ地区で行われた抗議デモと、スタジアムを警護する暴動鎮圧大隊