Entrevista ブラジルを応援するアイドル「おっPサンバ」

2014年 07月 4日

おっPサンバ002

そんな彼女たちだが、衣装は本格的なサンバのダンサーの衣裳を身につけている。

セニョリータ高木「衣装の緑の羽根はブラジルから取り寄せた孔雀(くじゃく)の羽根。こだわりぬいた特注品なんです。最初、スタッフから『3人で総額50万かかっています』と言われて、CDを500枚は売らなきゃ元が取れないって知りました(笑)」

衣装制作を手掛けているのはオーダーメイドのサンバ衣裳制作のプロフェッショナル、マリア・ファンタジアのマリアさん。

アマゾネス白川「そうなんです、オーダーメイドです! 羽が大きすぎてサイン会や物販のときに、無意識にお客さんを攻撃しちゃったり、ドアに引っかかったりして大変なんですけど」

セニョリータ高木「おっPのところにうずまきがあるんですけど、胸の大きさによって渦の大きさが変わってくるんですよ。だから渦のデザインを見ていただければ胸の大きさがバレてしまうんです(笑)」

衣裳が本格的なのはわかったが、そのもそも彼女たちはサンバを踊ったことがあるのだろうか?

セニョリータ高木「全員未経験です!」

全員「でも、やる気はあります! サンバもちゃんと身につけたいんです」

彼女たちの本気度を図るため、サンバについて知っていることを聞いてみた。

セニョリータ高木「リオなんかでは、サンバカーニバルのために全財産をつぎ込んでカーニバルに挑んでいる人がいる!」

アマゾネス白川「ブラジル国内でリオデジャネイロ以外の町でもサンバカーニバルが開催されている!」

青山ムーチョ智美「リオのカーニバルで踊るには半年前から現地に行って参加しなければいけない! 子供の頃から出たいという夢を持って生きている踊り子さんたちがいっぱいいる!」

意外と知っていることも多くて、夢に生きるサンバダンサーたちの話をふると、夢中になって聞いいていた三人の姿はとっても可愛かった。

そして、ブラジル好きになったらまずは避けては通れないベタな道を“お約束”とおり歩みはじめている様子。そんなところも、思わず応援したくなってくる。

全員「ブラジルのレストランとかにも行ってますよ。『バルバッコア』やラモス氏のレストラン『カリオカ』にも行きました。シュハスコ、大好きです!」

セニョリータ高木「私は鳥のハツの串焼きが好きです」

アマゾネス白川「私は格闘技が大好きです。グレイシー一族と新日本プロレスとの戦い、凄いんですよ。もちろん、歌も大好きです。自分がディーバになりたいんですから。でも今歌えるサンバは『お嫁サンバ』や『てんとうむしのサンバ』など日本の歌謡曲サンバですけど…」(次ページへつづく)

(文/加藤元庸、写真提供(セニョリータ高木)/ノータイトル)