安倍首相、ジウマ大統領と会談、9項目の協定に署名。ジウマ大統領は豚肉に続き牛肉の輸入解禁への期待を表明

2014年 08月 3日

安倍首相、ジウマ大統領と会談

日本はブラジルにとって世界で6番目に主要な経済的パートナーであり、アジアでは中国に次ぐ存在だと「G1」(グローボ)は記している。2013年に両国間の貿易の流れは150億USドルに達したとのこと。

イタラマチー宮によると、現在、日本にルーツを持つ約160万人の市民が、サンパウロ州を中心に、ブラジルで暮らしているという。

協定には、環境・自然災害問について互いに取り組むという環境問題に関する項目や、医薬品規制に関する協力体制の強化など、健康に関する項目もあった。

また、鉱業分野での協力、海洋テクノロジーの技術提供に加えて、日本の中小企業によるブラジルの投資の増加についても協定の内容に含まれたという。

加えて、ジウマ大統領はメディアに対して、安倍首相との会談で国際的な議題がテーマに上がったことも強調したという。11月にオーストラリアで開催が予定されているG20首脳会議における役割の再確認も話し合われたという。

「中東や東アジアに存在している問題を含め、地域紛争の解決における国連の重要性、世界のあらゆる地域で平和を促進するためのイニシアチブについても、強く確認し合いました」(ジウマ大統領)

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(文/麻生雅人、写真/Roberto Stuckert Filho/PR)
8月1日、ブラジリア。ジウマ大統領に迎えられる安倍首相(右)と安倍昭恵首相夫人(左)