ジーコ、アエシオ・ネヴィス候補を支持。世論調査のシウヴァ候補優勢結果は「気にするな」

2014年 09月 1日

ジーコ アエシオ・ネヴィス

8月31日(日)、ジーコ元ブラジル代表は、リオデジャネイロ西部で開催されたイベント「サッカーの仲間たち」を助成、自身も参加した。現地メディア(「G1」8月31日づけ、電子版)が伝えた。

このイベントには、大統領選挙に立候補しているアエシオ・ネヴィス候補(ブラジル社会民主党:PSDB)も参加。ジーコはPSDBの支持を表明した。

「アエシオとは、彼が良き政治をおこなったミナスジェライス州知事だったころからの古くからの仲で、ずっと友情を育んできました。彼がミナスで行った素晴らしい政治を、今度は国のために発揮するときです」(ジーコ)

ジーコはまた、世論調査におけるマリーナ・シウヴァ候補の優勢の数字は心配ないとも語った。

「世界が終わったわけじゃない。我々は常に楽観的でいなければならない。そして、自分がやるべきことを続けていかなければならない」(ジーコ)

この日アエシオ候補は、イベントで行われた試合のハーフタイムに、9項目に渡るブラジルのスポーツに関する誓約信書に署名した。

研究によると、国の1200万人が運動不足や肥満が原因となって引き起こされる諸問題を抱えているとのこと。スポーツはその問題の解決に貢献すると考えられている。

PSDBによると、同信書の中でアエシオ候補は、ブラジル人の生活向上のため国がスポーツへの参加の奨励を行うことを記しているという。

スポーツ推進の予算編成のために、学校教育の中でのスポーツ、共同プログラムのための省庁間委員会を作ることも記されているという。

またアエシオ候補は、自分が大統領に選出された暁には、透明な財政政策を推進することと、経済の専門家チームをけん引して経済の活性化を優先することを強調したとのこと。

(文/麻生雅人、写真/Igo Estrela/Coligação Muda Brasil)
ジーコ(左から4人目)が助成するイベント「サッカーの仲間たち」に参加したアエシオ・ネヴィス候補(一番左)