マッサ、勝因は「強烈なみんなの声援と、素晴らしいスタッフのサポート」のおかげ

2014年 11月 10日

フェリペマッサ3位 ブラジルGP

サンパウロのインテルラゴス・サーキットで開催された、F1ブラジルGP2014。11月9日(日)、フェリペ・マッサの3位が確定、マッサは表彰台に立った。

YOUTUBEの「nhlsarok」がフェリペ・マッサのレース後のインタビューを伝えている。

「今回はいろんなことが起こって、簡単なレースではなかったけど、それでも3位にいられたのは強烈なみんなの声援と素晴らしいスタッフのサポートがあったからだよ。3位になれたことは素晴らしい、本当に最高。自分のホームサーキットで表彰台に立てたことは、僕や家族、チームにとっても、素晴らしい結果だ。何よりもこの結果はみんなからもらったものだ」

マッサは度重なるトラブルに見舞われた今回の試合を振り返った。

「マシン自体も一貫して強いペースを保てて、レース中のピットストップでの問題があったにもかかわらず、3位に残れた。1回目はピットレーンの速度違反に問われ、5秒のペナルティを受けてしまったけど、あれは間違ってリミッターを押したんだ。2回目のストップは間違って違うガレージに止まってしまった。いつもは(ウィリアムズのピットは)マクラーレンの隣ではなく最後方なのに、真ん中に移っていたんだ。それに眩しかった上に、彼らのスーツはウィリアムズと同じ色なので勘違いしてしまったんだ。最終的に、それらのトラブルが原因で表彰台を逃すことにはならなくてよかったよ。最初にはタイヤで少々トラぶったけど、人々の信じられないくらいのエネルギーと、その後のアグレッシブな戦略や、素晴らしいマシンがあったおかげで表彰台に立てたんだ」

そしてマッサは、インテルラゴスでの声援のおかげで勝てたことを強調した。

「ここにいるだけでみんなのエネルギーを感じるし、観衆のエネルギーは物凄かった、本当に応援してもらった。すべてのラップで観衆の前を通り過ぎる時、僕の名前を叫ぶ声が聞こえてきた。そりゃあ、よく効くんだよ」

マッサは、昨年のドライバーズチャンプ、ベッテルや、昨年のフェラーリのチームメイト、アロンソに勝っただけでも、今シーズンの飛躍が充分に覗えた。

(文/加藤元庸、写真/Andrew Hone/Pirelli)
写真は11月9日、サンパウロのインテルラゴス・サーキット。F1ブラジルGPでフェリペ・マッサは3位に