ネイマール、チアゴ・シウバにマスコミへの発言は気をつけた方がいいとアドバイス
2014年 11月 18日[ウィーン 18日 ロイター(Reuters)] - インタビューによる論争があった翌日、ザゲイロ(センターバック)のチアゴ・シウヴァ(シウバ)はネイマールと並んで写真に写り、セレソン(・ブラジレイラ)の中ではヒエラルキーが尊重されなければならないということを改めて示した。
「私たちの中にはヒエラルキーがあります。それは尊重されなければならないし、司令官はコーチです。その人が話したことは、その通りにしなくてはなりません。でも私たちは友人同士です。そのことが原因で私たちの友情が揺らぐことはありません」とネイマールは語った。
ネイマールにとってキャプテンというポジションは重要ではあるが、セレソンの中で他のリーダーが登場することもありうる。ネイマールは、チアゴが不満を抱えているのは、(キャプテンの)立場を失ったことよりも、補欠の扱いになっていることだと判断している。
「誰だってベンチにいるのは好きじゃない。僕だって悲しくなる。試合に出られなければふさぎ込むと思う。すべきことは、トレーニングを行い試合に復帰して上を目指すことです」(ネイマール)
日曜のインタビューのあと、22歳のネイマールはベテランのチアゴにアドバイスを与えた。
「話すことには気をつけなければいけない。プレスはいい面もあるけど悪い面もある。悪い面というのは、聞いた話を違う解釈で広めてしまうことがあるからね」(ネイマール)
チアゴ自身は慣例を破って、月曜(11月17日)にプレスに対して2回目の会見を自ら申し出て行った。会見では、今は落ち着いている、と話した。
「発表されたニュースのいくつかは真実ではありません。悪い雰囲気を作り、気まずくします。私はコーチ陣への敬意を持って、ドゥンガ監督とも面と向かって話しました」(チアゴ・シウヴァ)
そして「ネイマールとは兄弟みたいに思っています、こういうことがあったからといって私たちの関係が悪くなることはありません」と話て会見を締めくくった。
(文/Rodrigo Viga Gaier(ロイター、リオデジャネイロ)、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
写真は11月16日、ウィーン。トレーニングを行うネイマール