IBSA ブラインドサッカー世界選手権2014が日本で開催
2014年 11月 22日11月16日から、国立代々木競技場フットサルコートで「IBSA ブラインドサッカー世界選手権2014」が開催されている。
ブラインドサッカーとは、視覚障がい者と健常者とが力を合わせて同じフィールドでプレイする5人制のサッカー。
4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパーに、コーチ、コーラーを加えた7名がピッチに立ち、特殊な鈴の入った「シャカシャカ」と鳴るボールを追う。
フィールドプレイヤーは視力差を公平にするためアイマスクを着用。ゴールキーパー、コーチ、コーラーには晴眼者、弱視者が起用され、指定範囲内で、フィールドプレイヤーに「声のガイド」を届けることが許されている。
そのブラインドサッカーにおける世界一を決める大会が「IBSA ブラインドサッカー世界選手権」。4年に1度開催される。
1998年に第一回大会がブラジルのカンピーナスで開催され以来、ブラジルは全5回の大会に出場し、3度の優勝を誇っている。
今回の日本大会はアジアで初めての開催となり、過去最多12の参加国がブラインドサッカーのB1(全盲)クラスの頂点を目指して戦っている。
優勝国には2016年のパラリンピック、リオ・デ・ジャネイロ大会の出場権が与えられるが、前回2010年のイングランド大会で優勝し、今回二連覇を狙うブラジルは、“セレソン”としての宿命、サッカー王国としての威信をかけて戦いに挑んでいる。
そして開催国である日本は、3大会連続3度目の出場で、前回大会8位(10チーム中)の雪辱を果たし、2020年の東京パラリンピックに向けても弾みをつけたいところだ。
現在、ブラジルは、予選リーグを2勝1分けで首位通過。一方、日本は1勝2分けとなり2位で決勝トーナメントへ進出した。
決勝は11月24日(月・祝)、17:30より行われる。
IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2014
IBSA Blind Football World Championships 2014
<会場>:国立代々木競技場フットサルコート
<競技クラス>:B1(全盲)クラス
<参加国及び予選リーグ>
グループA:日本、フランス、パラグアイ、モロッコ
グループB:ブラジル、トルコ、中国、コロンビア
グループC:スペイン、アルゼンチン、韓国、ドイツ
<決勝トーナメント>
準々決勝:11月21日(金)
順位決定戦:11月22日(土)
順位決定戦および準決勝:11月23日(日)
順位決定戦および決勝戦:11月24日(月祝)
<主催>
IBSAブラインドサッカー世界選手権2014組織委員会、日本ブラインドサッカー協会
<共催>
IBSA国際視覚障害者スポーツ連盟、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会
<後援>
文部科学省、厚生労働省、独立行政法人日本スポーツ振興センター、公益財団法人日本サッカー協会、東京都、渋谷区、新宿区、公益社団法人東京都障害者スポーツ協会、公益財団法人東京都サッカー協会
(写真・文/平松伸行/ノブライズ)