世界スポーツ大国ランキング2014、ブラジルは8位に
2014年 11月 28日今年2014年の6月にはサッカーワールドカップが開催され、2016年にはオリンピック・パラリンピックがリオデジャネイロで行われる国、ブラジル。
主なスポーツイベントを誘致した国家の成功を評価する「2014年グローバル・スポーツ・国際インデックス」において、ブラジルは世界スポーツ大国の第8位にランクインしたと、ブラジルポストが11月27日づけで紹介している。
ランキングは、2009年から2020年までの90種類のスポーツを対象とした680の主要イベントについて、開催または開催予定の国を分析し、作成されたという。
経済的、財務的、スポーツやメディアの影響を評価の基準とし、各国の最終的な点数は、主催国となったイベントの点数の合計に基づいて算出されたという。
報告書には「大規模なイベントを開催するための戦略の開発は、国家の全体的なスポーティなイメージの構築と統合に重要な役割を果たしている」と書かれているそうだ。
ランキングでは、次回のサッカーワールドカップの舞台であるロシアが1位を獲得した。
また、2015年から2020年の間に開催するイベントのみを考慮した「将来のスポーツ世界大国」ランキングでは、ブラジルはアメリカ合衆国、カナダ、ロシア、イギリスに次いで第5位に、次のオリンピック・パラリンピック開催地である日本が、第6位に食い込んだ。
都市別ランキングでは、2014年ワールドカップ決勝戦の地で、2016年オリンピック・パラリンピック開催地でもあるリオデジャネイロが、ロンドン、モスクワに次いで第3位に、東京が第5位にランクインしている。
各ランキングはこちら。
●「世界スポーツ大国」 ※国名、ポイント、カッコ内は前年比
1 ロシア 47.287(=)
2 カナダ 40.593(=)
3 イギリス 38.467(=)
4 中国 38.443(=)
5 アメリカ合衆国 35.013(=)
6 ドイツ 30.505(+1)
7 イタリア 29.717(-1)
8 ブラジル 26.703(=)
9 フランス 26.313(+1)
10 韓国 25.578 (-1)
●「将来のスポーツ大国」(2015~2020年)※国名、ポイント、カッコ内は前年比
1 アメリカ合衆国 18.306(+2)
2 カナダ 18.046(=)
3 ロシア 17.730(-2)
4 イギリス 13.906(=)
5 ブラジル 13.487(=)
6 日本 11.707(=)
7 韓国 11.031(=)
8 ドイツ 10.107(+1)
9 中国 9.407(-1)
10 デンマーク 8.209(+4)
●「スポーツ都市」※都市名、ポイント、カッコ内はイベント開催数
1 ロンドン 26.313(14)
2 モスクワ 19.529(17)
3 リオデジャネイロ 15.515(10)
4 北京 12.498(10)
5 東京 11.080(15)
6 パリ 10.741(12)
7 コペンハーゲン 8.875(8)
8 バンクーバー 8.437(7)
9 ドーハ 8.372(7)
10 カザン 8.086(4)
(文/柳田あや、写真/J.P.Engelbrecht/PCRJ)
写真は6月28日、リオデジャネイロ、マラカナン・スタジアム。この日、サッカーワールドカップのブラジル対チリ戦が行われた