これぞブラジル人気質!? 統計調査でブラジル人の約8割が「幸せ」と回答
2014年 12月 22日TVグローボが12月20日に番組「ジョルナウ・ナシオナウ」で報じたところによると、ブラジル人の79.5%が「幸せ」、または「すごく幸せ」と感じているとの調査結果が出た。
調査は調査統計の専門機関イボッピ・インテリジェンシア(Ibope Inteligência)により行われた。
またこの調査では、66%のブラジル人が「2014年に生活がよくなった」と回答したという。
この高い満足度の要因について道行く人は「健康で、仕事もあって、家族と一緒にいられて毎日充実しているから」と答えている。
そして2015年の自分の生活については、93.5%が「今よりももっと良くなる」と回答している。
ただ、この楽観的な傾向は、国の動向・政治に対する期待度には反映されていない。国に対して「楽観視している」と回答した人は2012年では70%だったが、2013年には57%、2014年には49%、と年々低下している。
「個人が自分の人生に対して抱いている感覚と国の将来に対する感覚が乖離しつつあるのが近年の傾向」と調査の担当者は語る。
家族・友人・愛する人との生活を維持するには、2015年もやはりお金は大切だ。お金について道行く人は「幸せであるためにはお金はとても重要な要素」、「お金がなければ自分の将来に対する投資ができない」と語る。
「2015年、さらに自分を幸せにするのは?」という質問に対して多かった回答(複数回答)の上位4つは下記の通り。
お金:57.4%
よりよい仕事:35.7%
よりよい住居:22.4%
旅行:21.4%
一方、ストレスを軽減するために取る行動にブラジル人は好ましくない傾向を持っていることもわかった。「幸せではない、と感じている時のストレス解消方法は?」との問いに対する回答は下記の通り。
美食にふける・食べまくる:58%
お酒を飲む:23%
買い物をする:39%
2015年も幸せであるためには、さらにお金が重要な役割を果たすことになりそうだ。
(文/原田 侑、写真/Reprodução/「Jornal Nacional」/TV Globo)
TVGloboのニュース番組「ジョルナウ・ナシオナウ」は日本ではTVグローボインターナショナルで放送中。視聴問い合わせは03-4510-0770まで