カテゴリ : トラベル
2014年 12月 16日 12:39
旅の口コミサイト「トリップアドバイザー」が、旅行者物価指数「トリップインデックス・ローカルシティーズ」を発表したと、ブラジルのメディア「エザミ」が報じた(12月12日づけ)。
この調査は、一晩あたり2名分の宿泊代、夕食代、往復タクシー代の平均費用を、都市ごとに比較している。
宿泊費は、トリップアドバイザーに登録された各都市のホテル1泊あたりの平均費用が参考にされている。
タクシー代は、乗客2名が夜間料金時間帯(バンデイラ2と呼ぶ)の20時から6時までのあいだに3km移動した場合と仮定し、地元当局やタクシー会社から収集したデータをもとに算出したという。
また、夕食代は、トリップアドバイザーに登録されたレストランから、都市ごとに3軒を選出、その店でもっとも安い2名分の前菜、メインディッシュ、赤ワインボトル1本を含めた食事の平均コストを調査したという。
そしてこのランキングによると、ブラジル国内の主要10都市のなかで、一晩遊ぶためにかかる費用がもっとも安い都市はベロオリゾンチだという。平均総費用480ヘアイス(約21,120円)という、最安値で過ごすことができる都市という結果が出ている。
一方で、もっともコストがかかる都市はリオデジャネイロ。平均総費用はなんと782ヘアイス(約32,844円)も必要だとのこと。
宿泊費・夕食代共にベロオリゾンチよりも高いリオデジャネイロは、おもしろいことに、タクシー代はベロオリゾンチよりも安いという。
以下、ランキングはブラジルの主要10都市における一晩にかかる費用を、安い順にまとめている。
ただし、このランキングの価格はあくまで同サイトの基準によるもの。クオリティにこだわらなければ、宿泊をホステルにしたり、庶民的な食事にしたり、工夫しだいでいくらでもコストは抑えられるもの。あくまでも目安として、あなたが過ごしたいブラジルの都市をチェックしていただければと思う(次ページへつづく)。
(文/柳田あや、写真/Raphael Lima/PMRJ)
写真はリオデジャネイロ、6月。ワールドカップブラジル大会開催に合わせてリオ市は観光客のための「リオ・ワーキング・ツアー・プログラム」を実施した。観光サービスも各都市によって異なる
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