ブラジル、航空会社職員ストで空の便に混乱

2015年 01月 22日

空港職員デモ

(1月)22日朝、聖州やリオ、パラナ、ゴイアス、ミナスなどの州と週連邦直轄区で、航空会社職員のストが起き、キャンセルや遅れなどの混乱が生じたと同日付各紙サイトが報じた。

聖州のストはコンゴーニャスとグアルーリョス、ヴィラコッポスの3空港で起き、朝6時~7時の間、乗務員と地上職員が業務を停止した。

この影響で、コンゴーニャス空港では午前6時~9時に予定されていた58便中16便がキャンセルされ、17便が30分以上遅れた。グアルーリョス空港では6~7時に出発するはずの18便中13便が遅れたが、前便が運行した。ヴィラコッポスでは、6~7時の便が10便中5便キャンセルされた。

その他の空港でもキャンセルや遅れが相次ぎ、11時現在、全国で発着が予定されていた892便中、173便(19.4%)が遅れ、74便(8.3%)がキャンセルされた。

航空会社職員のストは8.5%の給与調整を含む労働条件改善を求めたもので、22日午後の総会後も同様のストが繰り返される可能性がある。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Vic Mart/Fotos Públicas)
1月22日、サンパウロ市。コンゴーニャス空港でストライキを行っている航空会社職員による集会