行方不明のアリッシ・ホーザさん、バラバラ遺体でみつかる

2015年 05月 6日

アリッシ・ホーザさん

サンタカタリーナ州ウルビシで5月4日、同月2日夜から行方不明となっていたアリッシ・ダ・ホーザさん(24)が遺体で発見され、25歳と18歳の兄弟が犯行を自供した。

バラバラ殺人の被害にあったアリッシさんは、2日夜、バイリ(ダンスパーティ会場)で出合った25歳の青年に「車で送ってあげる」と言われて店を出たきり、行方不明となり、妹が3日に捜索願を提出していた。

警察はアリッシさんがバイリで出会ったとされる青年2人の身元を割り出し、25歳と18歳の兄弟を取り調べたところ、犯行を自供したという。

青年2人は共に、「酒を飲んで酔っていた」とした上で車中で誤解が生じてアリッシさんを殺害した事と、遺体をバラバラにして放棄した事を自供。現場まで案内させたところ、馬の餌を入れる袋二つに詰めたアリッシさんの遺体が発見された。

殺害現場はセーハ・ド・パネラォンに近いバイアーノと呼ばれる地区で、遺体そのものは道路から7メートルほど入った所に捨てられていたが、道路沿いにはまだ、血痕やアリッシさんの衣類が残っていたという。

警察は兄弟がアリッシさんを強姦したか否かも含めて調べを進めているが、鑑識の結果が出るには5日ほどかかるため、当面は殺人と死体遺棄の容疑で起訴する意向だ。

容疑者2人は後悔の念も表したが、この2人は半年ほど前にもバイリで揉め事を起こし、不敬罪で逮捕されるなどの前科があったという。弟の方はその時は未成年として扱われたが、兄の方はそれ以外にも、飲酒運転で捕まった事があったという(5日付「G1」サイトより)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Reprodução/Facebook)
被害に遭ったアリッシ・ホーザさん