外国人旅行者が選ぶ、お気に入りのブラジルの都市ベスト20第20位 ジョアン・ペッソア

2015年 05月 18日

ジョアンペッソア

ホテル予約検索サイト「Hoteis.com」が、2014年にサイト内で最も検索されたブラジル国内の目的地ランキングを発表したと現地メディア「エザミ」が報じている。

このランキングは、世界中で日々支払われる平均額を分析した「ホテル価格指数(HPI)」の一部を用いているという。

ランキングは2013年度と比べていくつか変化も見られた。リオデジャネイロ州のイーリャ・グランヂ、ノーヴァ・イグアス、バイーア州のプライア・ド・フォルチは、残念ながらランキングから外れた。

ベスト20にランキングされた人気都市を紹介していこうと思う。今回は、第20位となったジョアン・ペッソア(パライーバ州)。ランキング初登場だ。

ジョアン・ペッソア市はパライーバ州の州都。同市市役所によると、ブラジルで3番目に古い都市で、創設は1585年8月5日とのこと。緑地の保全に力を入れていて、パリに次いで2番目に緑が豊かな都市として知られているという。

街はサニャウアー川沿いからはじまり、海に向かって広がっていった歴史を持つ。年間を通して気温は約29度。

ほとんど手つかずの状態で自然が残された約30kmに渡る海岸の美しさも、ジョアン・ペッソアの名物。「カリベッサ(パライーバ州のカリブ海、というニュアンス)」の愛称で親しまれているジョアン・ペッソア・ビーチでは、カヌー遊び、スキンダイビングなども楽しめる。

タンブー、マナイーラ、ベッサ、カーボブランコなどのエリアがリゾートして知られている。

ジョアン・ペッソア

カーボブランコ灯台は3つの羽根状の突起を持った個性的な建造物で、灯台のある高台は保護された植物が自生するエリア。南北アメリカ大陸の再東端に位置する地点でもある。ここはブラジルの中で最もアフリカ大陸に近い場所でもある。

パライーバ州は、同州観光事業統計調整局(PBTur)によると2014年12月から2015年3月までのサマーシーズンに100万人以上の観光客を迎えると見積もっているという(「G1」2014年12月12日づけが報道)。同局の見積もりのうち最も観光客が多いと予測されていたのがジョアン・ペッソアだ。予想観光客数の65%が同地の訪問を示していた。予想は過去四年のデータをもとに検証されているという。

(文/柳田あや、写真上/David Montenegro/Divulgação、写真下/Thiago Silva2)
写真上はジョアン・ペッソアビーチ、下はカーボブランコ灯台