ベロモンチ水力発電所建設現場で事故、3名が死亡

2015年 06月 2日

ベロモンチダム

パラー州アウタミーラのベロモンチ水力発電所建設現場で5月30日未明、セメント保管用の塔(サイロ)が崩れ、3人が死亡、3人がケガをしたと同31日付「エスタード」紙が報じた。

事故が起きたのは、トラックで運んできたセメントを保管庫に移す作業中で、1200トンに及ぶ塔が崩れ、セメントの中に生き埋めとなった作業員3人は、同発電所の医療班などが救出し、病院に運んだ。

軽傷の2人は既に退院し、肩の骨を折った作業員は観察中だ。保管庫が直撃した作業員3人の遺体は、同日夕方になって回収された。同発電所では昨年も、トラックにはねられた作業員が死ぬ事故が起きている。

ベロモンチ水力発電所建設は2010年4月に入札を終え、2019年完成予定だ。総工費290億レアルをかけた発電所は最大出力1万1233メガワット、平均出力4571メガワットと見込まれている。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Regina Santos/Norte Energia (14/05/2013))
写真は2013年5月14日のベロモンチ水力発電所建設現場