ネイマール、国際親善試合メキシコ戦は欠場、ホンジュラス戦には参加か

2015年 06月 6日

ブラジル代表

ブラジル代表は6月7日(日)にメキシコ、10日(水)にホンジュラスを相手に国際親善試合を行う。この2試合は日本ではテレ朝チャンネル2が独占生中継する。

気になる出場メンバーだが、6日(土)にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でのバルセロナ対ユベントス(イタリア)戦に出場するネイマールはメキシコ戦は不参加とみられている。

国際親善試合の舞台となるのはブラジル。メキシコ戦はサンパウロのパウメイラス・スタジアム、ホンジュラス戦はリオグランジドスウ州ポルトアレグリのベイラヒオ・スタジアムで予定されている。

ネイマールがブラジルに到着するのが8日(土)の予定で、この日の試合にはネイマールは出場できないという。ドゥンガ体制になってからブラジル代表は、はじめてネイマール不在の試合を行うことになる。

しかしホンジュラス戦には参加する可能性が高そうだ。ブラジルサッカー連盟(CBF)ではホンジュラス戦にネイマールが参加する方向で協議をしているという。「グローボ・エスポルチ」(6月2日づけ)が伝えている。

6月11日(木)から7月4日(金)にかけてチリで開催されるコパ・アメリカ(南米選手権)2015に備え、ブラジル代表は現在グランジャ・コマリーで合宿を行っているが、ネイマールは参加していない。

ところで、メキシコ代表はコパ・アメリカでも勝ち上がればブラジルと対戦する可能性がある相手。今回の国際親善試合は目が離せない試合になりそうだ。

テレ朝チャンネル2で解説を務める元日本代表の岩本輝雄氏は、2014年のW杯ブラジル大会以降、8連勝のドゥンガ監督率いるブラジル代表について分析した。

「ドゥンガ監督率いるブラジルは、しっかり守備を固めてからのロングフィードや、カウンターでの「速攻」というシステムが功を奏している。センターバック2枚と、Wボランチの「4枚の守備」が機能していて、8試合で2失点というのはその最たる特長です」(岩本輝雄氏)

一方、対するメキシコについては、このブラジルの守備を敗れるかどうかが勝負の鍵を握るとみているという。

「持ち味のショートパスからの攻撃を活かせるかが勝利へのポイント。このブラジルの中央4枚をかいくぐり、前線で起点を作れないと速攻の餌食になる」(岩本輝雄氏)

ブラジル対メキシコは、昨年のワールドカップではスコアレスドローだった実力拮抗の好カードでもあるという。

テレ朝チャンネル2での放送予定(日本時間)は、ブラジル代表×メキシコ代表 6月8日(月)朝4時50分~あさ7時10分(生中継)、ブラジル代表×ホンジュラス代表 6月11日(木)午前9時50分~ひる7時10分(生中継)。

(文/麻生雅人、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
コパアメリカに向けてグランジャ・コマリーで合宿中のブラジル代表