サンパウロの「パウリスタ大通り」、週末は歩行者天国に!?

2015年 06月 18日

パウリスタ大通り

サンパウロ市のフェルナンド・アダジ市長は6月16日(火)、同市市役所が、パウリスタ大通りを週末のみ車両を封鎖する事を検討、調査していると語った。「G1」が伝えている。

「G1」は、この提案は、コスタ・イ・シウヴァ高速道路(通称ミニョカォン(みみず))で日曜に車両が封鎖されている状況に似ている、としている。

ミニョカォンでは、市内各地のストリートで開催される文化イベント「ヴィラーダ・クゥトゥラウ」の期間に、グルメ屋台が並ぶなど、イベントスペースとして利用される例もある。

パウリスタ大通りは、年末の年越しイベント「ヘベイリョン」では通りを封鎖してコーンサートステージが設置されて、大通りがひとつの広場のようになることで有名だ。

同通りには2015年の4月末に新しいショッピングセンター「ショッピング・パウリスタ」もオープンしている。週末に娯楽を求めて多くの人々が集まる場所となる可能性はある。

「国際的な大都市では、公園とはまた別にストリートで、歩行者や自転車のための大規模な公共スペースが設けられる傾向にあります。ニューヨークのタイムズスクエアをはじめ、多くの例があります。ただだし(日曜の遊報道)は現時点ではまだ研究段階であり、決定ではありません」

また、現在、パウリスタ大通りは日曜のみ臨時の自転車専用レーンが設けられているが、自転車専用道路を28日に設置する予定だという。現在、同大通りでは専用道路の設置工事が進められている。

(文/麻生雅人、写真/Rafael Neddermeyer/Fotos Públicas)
写真はパウリスタ大通りで演奏するストリートミュージシャン