2016年の五輪開催地リオでオリンピックデーの祝典

2015年 06月 24日

オリンピックデー

6月23日は、国際オリンピック委員会(IOC)が制定したオリンピックデー。この日はIOC創設記念日(1894年6月23日創設)で、1948年に制定されたという。

この日は各国でオリンピックに関する記念行事が開催されるが、2016年のオリンピック・パラリンピック開催地であるブラジル、リオデジャネイロでも記念イベントが開催された。「G1」が伝えている。

イベントが開催されたのはリオ市西部の海岸沿いにあるバーハ・ダ・チジュッカ地区のマリア・レンキ・ウォーターパーク。式典にはジウマ大統領、リオ州のルイス・フェルナンド・ペザォン州知事、リオ市のエドゥアルド・パエス市長、ブラジル・オリンピック委員会のカルロス・ヌズマン会長が参列した。

「リオはオリンピックの街となります。ここリオデジャネイロのほかに、今日(オリンピックデー)のこの日を祝うのに適した場所はありません」(ジウマ大統領)

イベントにはアスリートや元アスリートが参加。その中にはロンドン五輪などでの体操競技のメダリストたち、アルトゥール・ナバヘッチ・ザネッチ、ヘベッカ・アンドラージ、フラヴィア・サライーヴァや、元バレーボール選手ジオヴァーニ・ガヴィオ、元ビーチバレー選手のアドリアナ・ベアールの顔もあった。

オリンピックデーのジウマ大統領

またアスリートたちに加え、リオ市の4ヶ所のコミュニティ(ボレウ、シダージ・ジ・デウス、バビロニア、シャペウ・マンゲイラ)から参加した200名の子どもたちも参列した。ジウマ大統領は到着するや、子どもたちに囲まれた。

「トロント(で開催される2015年パンアメリカン競技大会)は、来年いよいよ開催されるオリンピック・パラリンピックにとっても良い準備の機会となります。みなさんと共にブラジル中が、我が国、そして世界の歴史に刻まれるようなスポーツの祭典を作り上げることを信じています」(ジウマ大統領)

大統領はこの祝典で、シンクロナイズドスイミングとダイビングのデモンストレーション競技を観た。シンクロナイズドスイミングの華麗な演技ではプールの間近まで近づいて鑑賞、演技の終了後には若い選手を激励したという。

オリンピックデー

(文/麻生雅人、写真1番目、3番目/Roberto Castro/ME、写真2番目/Roberto Stuckert Filho/PR)
6月23日、リオデジャネイロ。マリア・レンキ・ウォーターパークでオリンピックデーの記念式典が開催された