ブラジルの新パスポート、表紙の星は南十字星をイメージ
2015年 07月 12日7月10日(金)、ブラジルの新しいパスポートが公表された。国際的な基準に合わせて、新パスポートの有効期限は10年となった。
法務省、外務省、連邦警察、造幣局などが公表したパスポートの変更点について、「G1」、「フォーリャ」、「R7」など現地のさまざまなメディアが伝えている。
デザインも一新された新パスポートの表紙には、メルコスール(南米南部共同市場)の加盟国5ヶ国(ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、ヴェネズエラ)を表わす5つの星が、南十字星をイメージした配置で記されている。
「R7」によると、現在ブラジルは国際民間航空機関(ICAO)が設立したPKD(IC旅券に記録されたデータの真正性、及び改ざんの有無を検証するための、各国の電子署名の公開鍵を集中管理するディレクトリ)に登録しているとのこと。ICパスポートは偽造パスポートの発見を容易にする。
法務省で行われた発表式典でジョゼー・エドゥアルド・カルドーゾ法務大臣は、新パスポートは、海外に在留するブラジル人や旅行者の生活をより便利にするために発行すると語った。
新パスポートはページ数は従来と同じ。個人情報と写真が掲載されているページはラミネート加工で保護されている。共和国の紋章、ブラジルの地図、国名は複数登場しているとのこと。
(文/麻生雅人、写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)
新発行されたパスポート