ホベルト・カザノバ&ミカ、元ザ・ハートランドの阿部吉剛と共演
2015年 10月 7日ホベルト・カザノバ&ミカ・ダ・シルヴァの夫妻デュオが、阿部吉剛、井手野敦と共に一日限りのライヴを大宮で開催する。
佐野元春のオールドファンなら覚えている方も多いだろう。バックバンド、ザ・ハートランドを初期から解散まで支えていたキーボードプレイヤー、”スウィートベイビー阿部ちゃん”こと、阿部吉剛さんのことを。
ハートランド解散後はレゲエ・バンドでの演奏やプロデュースでも活躍する阿部さんだが、ブラジル音楽との出会いは古く、ザ・ハートランド時代にもブラジルの音楽ばかり聴いていた時期があったのだそうだ。当時の佐野元春のコンサートツアー・パンフレットに掲載されたメンバー紹介欄でも、好きな作曲家として、真っ先にミルトン・ナシメント、続いてトニーニョ・オルタの名を挙げていた。
1989年に佐野元春がハートランドのメンバーをはじめさまざまな音楽家が参加したコンピレーションアルバム「mf VARIOUS ARTISTS VOL.1」(エピック)を製作したときも、阿部さんは「ルナ・モレナ」、「コムサイの月」と2曲の自作曲を披露。ここでもブラジル音楽からの影響はうかがえる。
今回のライヴ、なんと言っても楽しみなのは、そんな阿部吉剛さんのスーパープレイと長年にわたるブラジル音楽への愛情が、日本で活躍しているブラジル人歌手ホベルト&ミカの歌声とどんな融合を見せてくれるかだ。
主役ホベルト・カザノバ&ミカのホベルト・カザノバは、平成21年度NHKのど自慢チャンピオン大会でグランドチャンピオンになり、日本のみならずブラジルでも大きな話題になった実力派歌手。ボサノバから演歌まで幅広いジャンルを歌える彼の歌声は、ブラジル人のみならず日本人をも魅了している。
パートナーのミカ・ダ・シルヴァも、パートナーであるホベルトとの共演でおなじみだが、彼女自身も2005年に単身ブラジルへ渡り修行していた歌手だ。
パーカッションは、ブラジル音楽演奏ではおなじみの井手野敦さん。サンバ・ジ・ガフィエイラの音楽を演奏するSó Gafieira!のメンバーとしても活躍している。
この4人の共演が、どんな化学反応をしてどんなパフォーマンスを見せるのか!? きっと想像を超えた時間を過ごすことができるはず。
ワンデースペシャルライヴ 「Saude Saudade」
日時:2015年10月11日(日)
大宮コーヒーロースターズ(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-160)
ランチ:14:00開場、15:00開演
3,900円(ランチ、2ドリンク、ミュージックチャージ込み)
ディナー:18:30開場、19:00開演
4,900円(フード、2ドリンク、ミュージックチャージ込み)
問い合わせ:大宮コーヒーロースターズ 048-644-6851。
(文/柳田あや、写真提供/ホベルト・カザノバ&ミカ、阿部吉剛、井手野敦)