ブラジルの人気女優グロリア・ピリス、第28回東京国際映画祭で最優秀女優賞を受賞

2015年 11月 1日

グロリア・ピリス

第28回東京国際映画祭のコンペティションで、東京グランプリを受賞したブラジル映画「ニーゼ」で、主人公ニージ(ニーゼ)・ダ・オリヴェイラを演じたグロリア・ピリス(ピレス)が最優秀女優賞を受賞した。

受賞のニュースは本国ブラジルでも現地紙「オ・グローボ」から映画専門サイト「アドロシネマ」まで、数々のメディアが報じている。

同映画はブラジルでは10月に開催されたリオデジャネイロ映画祭で上映されているが、一般公開はまだ決まっていないという。

コメディアン、俳優のアントニオ・カルロス・ピリスの娘でもあるグロリア・ピリスは、幼少時からテレビ界に関り子役として活躍。15歳で出演した「ダンシング・デイズ」(78)、「アンジョ・マウ」(97)、「ベリッシマ」(05)、「ゲーハ・ドス・セクソス」(12)、「バビロニア」(15)など、TVグローボで数々の連続ドラマに出演しているブラジルの大女優。

80年代以降は映画でも活躍。日本では、「ベサメムーチョ」(87)がVHSで発売されたほか、ネウソン・ペレイラ・ドス・サントス監督映画特集で「監獄の記憶」(81)、ブラジル映画祭で主演映画「逆転夫婦」(06)と続編の「逆転夫婦2」(09)、ラテンビート映画祭で「ルーラ、ブラジルの息子」(09)などの出演作品が上映されている。

(文/麻生雅人、写真/Divulgação/TV Globo)
写真はテレノヴェラ「ゲーハ・ドス・セクソス」より。TVグローボのテレノヴェラはIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで