強盗に遭った女性、メッセンジャーアプリで夫に助けを求める

2015年 11月 9日

アプリで救け 強盗

グローボ系列のTV「テン」、「G1」が11月7日(金)づけで報じたところによると、サンパウロ州バウルー市で強盗に遭った女性が、スマートフォンのメッセンジャーアプリを使って助けを求め、無事救助されたという。

強盗は女性が働いている店にやってきて、客を装いながら女性の同僚の店員に近づき、強盗だと告げた。そして金を要求し、その場にいた店員2人にトイレに向かうよう命じた。

二人はトイレに閉じ込められたが、うち一人の女性はハンドバックとスマホをこっそり持ち込むことができたという。

強盗から助けもとめるSNS

強盗がやってきたとき、女性はちょうど自分の夫とメッセージのやり取りをしており、怪しまれることなくスマホをトイレに持ち込み、自分の夫にメッセージを打つことができた。

「助けて」「強盗がやってきた」「今トイレに閉じ込められた」という女性からのメッセージに、夫は返信。

「店にいるのか?」「とにかくスマホを隠すんだ」「奴らに言われたとおりにするんだよ」「僕もそっちに行く」
と返し、すぐに警察に通報した。

メッセージを受けた夫の通報で警察が店に向かったが、強盗は警察が到着する前に5000レアルを持って逃走した。トイレに閉じ込められた二人の店員にけがはなかったという。

警察は武器を持って逃げた強盗の行方を捜査している。

(文/余田庸子、写真/Reprodução/TV TEM/Via G1)
写真はTVグローボ系列TVテンのニュースより、メッセンジャーアプリでのやりとりと強盗に入られた店。TVグローボのニュース番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで