ダニエラ・メルクリ、ジョン・レノンとヨーコ・オノの写真を模した新作CDジャケットが話題に
2015年 11月 20日バイーア出身のシンガー・ソングライターのダニエラ・メルクリが今月発売を予定している新作アルバムのジャケット写真が、母国ブラジルで話題になっている。現地メディア「G1」(11月16日づけ)などが報じている。
アルバム「ヴィニウ・ヴィルトゥアウ」のジャケット写真に起用された写真は、一糸まとわぬ姿のダニエラが、妻でありジャーナリストのマル・ヴェルソーザを抱きしめ横たわっている、というもの。
ダニエラは、2013年4月に「マルは私の妻であり、家族であり、私の歌へのインスピレーションです」というコメントとともに、マルとのツーショットをインスタグラムに投稿、同性愛をカミングアウトした。それまで2度の男性との結婚、5人の子供がいたことから、世間を驚かせた。
セーリア・サントスによって作成された今回のジャケット写真は、1981年に米国「ローリングストーン」誌の表紙を飾った有名なジョン・レノンとオノ・ヨーコの写真からインスパイアされたものだという。
マルによると、これは平和と愛のためのキャンペーンだという。
「私たちの行動は、同性愛の方たちのために行ったものではありません。平和、愛、世界中の暴力と苦しみのすべてのためです。常に平和と愛を願っています」(マル・ヴェルソーザ)
アルバム「ヴィニウ・ヴィルトゥアウ」はダニエラ自身が作曲した15曲を収録しており、ビスコイトフィーノより2015年11月27日に本国でリリースされる予定。ダンサブルなメロディー、歌詞には現時点での彼女が言いたいことが強く反映された内容になっているという。
(文/柳田あや、写真「ヴィニウ・ヴィルトゥアウ」/Célia Santos/Divulgação、写真「ローリングストーン」/Divulgação via 「G1」)
アルバム「ヴィニウ・ヴィルトゥアウ」のジャケットに使われる写真。妻のマル・ヴェルソーザさん(左)とダニエラ・メルクリ(右)