ブラジル映画祭2015で人気を博した「リオ、アイラブユー(「リオ、エウ・チ・アモ」)」、放送
2015年 11月 29日WOWOWは「ウィークリー洋画劇場 ジャパンプレミア」で、リオデジャネイロを舞台にしたオムニバス映画「リオ、アイラブユー」を放送する。
同映画は今年(2015年)4月、渋谷ユーロスペースで開催されたブラジル映画祭2015で日本で初公開され、人気を博した作品(映画祭での邦題は「リオ、エウ・チ・アモ」)。
「リオ、アイラブユー(「リオ、エウ・チ・アモ」」)」は、「パリ、ジュテーム」(06)、「ニューヨーク、アイ・ラブ・ユー」(09)に続く、世界の各都市を舞台にさまざまな「愛」の形を描くオムニバスシリーズの第三弾。パォン・ジ・アスーカルの岩山、ヴィジガウの丘のファヴェーラ、コパカバーナ海岸の石畳、旧市街区の市立劇場など、リオ市のさまざまな地区や名所を物語に、色とりどりな愛と人生が描かれる。
このシリーズにはこれまで、岩井俊二からコーエン兄弟まで、世界各国の映像作家が参加してきた。シリーズ第三弾となる本作には、イム・サンス(韓国)、ギジェルモ・アリアガ(メキシコ)など、国内外の10名の映像作家が参加している。スパイク・リーやコーエン兄弟作品の常連俳優ジョン・タトゥーロ(アメリカ合衆国)も監督として腕をふるっている。
ブラジルからは、フェルナンド・メイレリス(「シティ・オブ・ゴッド」、「ブラインドネス」)、ジョゼー・パジーリャ(「ロボコップ」、「バス174」)、カルロス・サウダーニャ(「リオ(「ブルー、はじめての空へ」)」、「リオ2」)などが参加。カルロス・サウダーニャ監督の作品は、これが初の実写作品となる。
放映はWOWOW(http://www.wowow.co.jp/)にて12月17日(木)よる21時から。
(文/麻生雅人、写真/Daniel Bher/Divulgação)
写真は「リオ、アイラブユー(「リオ、エウ・チ・アモ」)」収録作のひとつ「リオのバンパイア」より