ブラジルの国民食タピオカがドイツ、ベルリンで人気上昇!?
2015年 12月 30日
TVグローボの経済番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」が12月20日に伝えたところによると、ドイツ・ベルリンでタピオカが人気を博しているという。
ブラジルのタピオカは、マンジョッカ(キャッサバ)いもからつくられたタピオカ粉をフライパンでクレープ状に熱して食べる、手軽なスナック。好みで干し肉、チーズ、バター、スクランブルエッグ、バナナなど、好みの具材を挟んで食べられている。
グルテンフリーの健康食として近年は南東部の都市部でブームが続いている。
ペルナンブーコ州出身のマリアナ・ピタンガさんはドイツ人のペーターさんと二人でベルリンの路上でトレーラー「タピオカリーア」でオリジナルのタピオカを販売している。彼らが売る様々な具材がたっぷり入ったタピオカはストリートフードとして人気を博しつつある。価格帯は4-6ユーロ(約530-800円)。
「私がこの町に来た時、ブラジル料理は全くありませんでした。それでこの町でブラジル料理を提供することで商売をやりたいと思いました。それで始めたのがストリートフードです。食を通じて異文化の価値を高めていけるのはとても喜ばしいことです」(マリアナ・ピタンガさん)
この商売を始めるにあたっての投資額は10万レアル(約310万円)で、月の売上は約1万2千レアル(約36万円)だ。トレーラーでの販売以外に、二人はドイツだけでなくオーストリア、スイスを移動販売できるフードトラックも持っており、様々なストリートフードのフェスティバルなどに出店している。
2016年にはタピオカのフードバイクを導入し、ドイツ中で販売する予定だ。ドイツ国内でのフランチャイズ化も計画しているという。
(文/余田庸子、写真/Reprodução/Pequenas Empresas & Grandes Negócios/TV Globo)
写真はTVグローボ「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」で紹介されたマリアナさんのタピオカ屋さん。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで