リオでサンバに明け暮れる日々の、とある1日の出来事
2016年 01月 8日「NHKサンデースポーツ」生中継への出演の翌日から、早速、パライーゾ・ド・トゥイウチというエスコーラ・ジ・サンバ(サンバ団体)のエンサイオ(練習)です。
このトゥイウチの練習場へ行くバスは、便利なことに私の家の前を通るのですが、本数が少なくて中々来ない...。良いのか、悪いのか(笑)。
練習に向かうときバス停にいるのが21時ごろ。暗い時間ですが、ちょうどバス停がピザ屋さんの前なので、ピザ職人(おじいさん)がいつも見守ってくれているので安心です(笑)。
でも、待つときは1時間以上。こんな時間に女子1人で携帯なんて出してたら、「私をどおぞ襲って下さい!」といっているようなもの。なので、暇暇なわけです。
バスを眺めてたら、おばさまが降りてきて。何となく~見てたらなんと、地面のボコボコに足を取られた、と思うや否や...。
「ボキッ」
えーー、すんごい音しましたけど、今!
あわてて、私、駆け寄る。ピザ職人のおじいさんも駆け寄る。
2人でおばさま抱えて 椅子へ。
大丈夫ーー!? 可哀相ーーー。足は早速に腫れてきてて...これは...骨折ぽい。
痛そう過ぎて、こっちも泣きそう。大丈夫??
やらなんやらしてたら、私のバスも まさかの、行ってしまうーー!!
なんでや~ なんで今のタイミング~!
これまた泣きそう~。
おばさま、震えながら息子さんに電話。無事に迎えに来てもらえる事に。
良かった~、これでひと安心。
って、バス~、私のバス~...。
もうこれはTAXI拾うしかないと思ったら、まさかの、バスが来たーーー。
おばさま、どうぞご無事で~。
バスの中を走る気持ちで練習場へ。
到着したら、やっぱり 遅刻。ダッシュで着替えて、リーダーに謝って無事に練習に参加できました。
そして練習も無事に終わり。
でも、これまた帰りのバスが本当に来ない!
しかも今日は同じ方面に住んでいる男の子(心は乙女)がお休みだったので、私1人。
深夜1時...1時間待って バス来なかったらTAXI取ろうと思ってたら、
「MEGUMI~!! 何してるの!!」と叫び声が。「1人!? 早く乗ってーーー」と。
わぁ! そおだったーこの兄弟、ご近所さんだったーー。
そして今年度からサウゲイロでも一緒。無事に彼女の車でお家まで送り届けてくれました。
救い(?)救われた1日でした。
(写真・文/工藤めぐみ、記事提供/「工藤めぐみオフィシャルブログ「O Samba é Minha Vida!! サンバな人生 from RIO」)
写真は2015年12月28日のトゥイウチの練習の模様。フア練習(道路を封鎖してのパレード練習)が中心です