2016年 02月 24日 00:53
美食ブームに沸くブラジル最大の都市、リオ・デ・ジャネイロ(以下「リオ」)から新たなムーブメントを予感させるニュースが発信された。
開校準備中のル・コルドン・ブルー・リオが2月17日、SNS上の自身のページで伝えたところによると、開校式と学生申込開始は2016年6月、授業の開始は9月になるとのことだ。
ル・コルドン・ブルーはリオ校がブラジル初の開校となる。
また、リオ州科学技術専門学校支援財団(FAETEC)がSNS上の自身のページで伝えたところによると、16日、ル・コルドン・ブルー・インターナショナルの会長、アンドレ・J・コアントロ氏がリオを訪れ、リオでの今後の事業について関係者と会合を行ったという。
コアントロ氏はリオ州知事ルイス・フェルナンド・ペザゥン氏、リオ州科学技術革新局長グスターヴォ・トゥトゥッカ氏、FAETEC理事長ヴァギネル・ヴィクテル氏とリオ市内のボタフォゴ地区で会談した。
FAETECは州科学技術革新局の下部組織で、授業料無料の公立技術専門学校の運営を支援している。
コアントロ氏はFAETEC傘下の専門学校で学ぶ学生向けに、受入生徒総数の20%に対して学費を免除する制度を作ると伝えた。詳細については今後発表される模様だ。
2月13日にはジョヴァンナ・グロッシさんのボキューズ・ドール南米予選優勝のニュースが届いたばかりだが、当分、ブラジルのガストロノミア(美食学)界からは目が離せそうもない。
(文/余田庸子、写真/Divulgação)
「ル・コルドン・ブルー」のリオ校はリオデジャネイロ市ボタフォーゴ地区に開校が予定されている
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