消費者がマフィアまがいのブラジル電話会社と戦う方法

2016年 03月 11日

oi

インターネットを利用するためにブラジルの大手通信会社「oi(オイ)」のサービスを契約しています。しかし、ブラジルにおいて、何かのサービスを契約した場合、何かしらのトラブルが起こらないことはまず無いと言って良いです。

oiのインターネットを利用するためには、固定電話に加入しなければなりません。ブラジルに来て間もない頃は、固定電話を電話回線につなげていたのですが、なぜか一日に一回程度の頻度で、間違い電話がかかってきます。

それも、電話の相手はお世辞にも教育のある人と言えず、電話に出ると、「お前は誰だ?」「うちは、唐木ですが? どちら様で?」「カラキ? 誰だそれは?」という余計な体力を消耗するやり取りが繰り広げられるのです。いつも、「お前こそ、誰なんだ!」と言ってやりたくなりますが、そのうちに電話の相手は何も言わずに電話を切ります。

というわけで、もう久しく我が家の固定電話は電話回線に接続されていません。今は携帯電話がありますからね。でも、インターネットを利用し続けるためには、固定電話も契約していなければならないのです。

毎月送られてくる利用明細を見ると、よく分からない項目がいくつかありました。例えば、BLOQ.CHAMADAS AUTOMAT.COBRAR(電話オートブロック?)というサービスが12レアル(約400円)。こんなサービス、申し込んだ覚えがありません。

また、金額は小さいですが、SOS FONE(電話SOSサービス)というのが3レアル(100円)で請求されています。

インターネット料金は5MBで69レアルなんですが、oiのウェブサイトを見ると10MBで64レアルと書いてあります。もしかしたら、長く契約しているので、インフレ調整されて新規顧客よりも高い料金を支払っているのかもしれません。色々と過請求されているようなので、oiにクレームを言うことにしました(次ページへつづく)。

(文/唐木真吾、写真/Andreia Reis/flickr)

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著者紹介

唐木真吾 Shingo Karaki

唐木真吾 Shingo Karaki
1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。
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