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ブラジルは“割安な投資案件の宝庫”!?

サウヴァドールショッピング

政局の混乱、インフレ、レアル安でブラジル経済はパッとしない状態が続いているが、外国から見るとブラジルは“割安な投資案件の宝庫”として映っているようだ。

ブラジル現地紙「オ・グローボ」が3月10日づけで伝えたところによると、アメリカ合衆国に本拠を置く資産運用会社ブラックロックが、ブラジルのショッピングセンター事業への出資を増やすという。

ショッピングセンター運営会社、BRモールズは既存株主のブラックロックが持株割合で5.03%まで、普通株式数で2332万3521株まで増やしていくと発表した。

10日夜のBRモールズ広報発表によると、ブラックロックのBRモールズにおける株式持分には16000個のデリバティブ商品も含まれ、発行済み普通株式の0.004%に相当する株式を将来取得する権利を保有しているとのことだ。

またBRモールズは現株主のコロネーション・ファンド・マネージャーズが3.39%まで、株数にして1573万6271株まで普通株式の持株割合を下げるとも伝えている。

(文/原田 侑、写真/Camila Souza/GOVBA)
ブラジル国内の消費文化を支えるショッピングセンター。写真はバイーア州の「サウヴァドール・ショッピング」

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