ブラジルの復活祭名物、たまご型チョコにもスーパーフードの波
2016年 03月 26日「フィットネスたまご」を売り出したのはコンセイサゥン・ドス・オウロス市にあるチョコレート専門店「ショコ・カッシア」のカッシア・ヒベイロさん。カッシアさんはチョコレート製品の製造、開発に18年携わってきた。
栄養士でもあるカッシアさんは、近年、顧客の健康志向を感じており、顧客のニーズにあったお菓子の開発にも力を入れてきたという。
「今の時代、人々は自分の体型に対する意識がどんどん高まっています。栄養士としても、自分の得意分野であるチョコレートと時代の健康志向をマッチさせた商品開発を行うことにしました」(カッシア・ヒベイロさん)
カッシアさんによると、機能性たまご型チョコと名づけた商品ラインは今後成長すると思ってはいたが、2016年のパスコア商戦では予想を上回る驚異的なヒット商品となったという。
機能性たまご型チョコとは、たまご型チョコの中の空洞に、亜麻仁(フラックスシード)、シナモン、チアシード、ホエイプロテインなどのペーストを詰めたもので、ショコ・カッシアのオリジナル商品だ。
「今年このラインのたまご型チョコはすでにもう1トンも売れています。前年比20%以上の伸び率ですが、不景気の中、ここまでの伸びは期待していませんでした」(カッシアさん)
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(文/余田庸子、写真/Arquivo Pessoal/ChocoKássia)