ブラジル北部で急激な物価高。ベネズエラ人が爆買い!?

2016年 09月 21日

ベネズエラ人爆買い ホライマ

日本でも隣国からの観光客の「爆買い」で一部小売店が大いに潤ったが、ブラジルでも隣国人の爆買いが現地経済に影響を与えつつあるという。

TVグローボがニュース番組「ボン・ヂーア・ブラジル」で9月20日づけで伝えたところによると、北部ホライマ州ボアヴィスタでベネズエラ人による食料品爆買いのため、消費者物価指数が急上昇しているという。

この2か月で、ホライマ州の小売業は激変した。爆買いベネズエラ人たちは国境を越え、砂糖、牛乳、卵、牛肉、鶏肉を大量に買い求めていく。現地スーパーマーケットによると、1日に砂糖が1000袋単位で売れることもあるという。越境ベネズエラ人たちはトラックでやってきて、大量に買っていくが、彼らのほとんどは転売目的とみられる。

ホライマ州での今年8月の物価指数をみると、ブラジル北部諸州の中で最も物価が高い州となった。同じ北部のアクリ州と比べると15%以上高い。この2か月間、同州では米、砂糖、牛乳、マーガリンの4品目が最も価格上昇率が高い。

エコノミストによると、今のホライマ州での物価上昇は予期せぬベネズエラ人の爆買いを受けたものだとのことだ。小売業界でもこの爆買い傾向はしばらく続くと見ているため、各小売店でも仕入量を増やす方向に向かうという。仕入が増えると物価は落ち着きを取り戻していくものと見られている。

(文/原田 侑、写真上/Reprodução/「Bom Dia Brasil」/TV Globo)
「ボンヂーアブラジル」が報じたベネズエラ人によるホライマ州での爆買いの様子。TVグローボのニュースは、日本ではIPCTV/グローボインターナショナル(スカパー 514ch)で放送中)