ブラジルの新鮮なニュース、コラムを独自の目線から楽しくお届けします。もっとブラジルのことを知ってもっと好きになろう!

環境都市クリチーバ市(パラナ州)

クリチーバ市 11月15日通り

クリチバ市は同提言を踏まえ66年にクリチバ都市計画研究所(IPPUC)を設立しました。IPPUC はクリチバの都市計画調査・立案の機能を果たし現在も存続しています。

71年に弱冠33歳でレルネル氏はクリチバ市長に就任しました。

同市長の名前を高めたのはクリチバ市街中心部の大通り(11月15日通り)の3区画に亘る車道を連休の3日間を利用して72時間で歩行者専用道路に変えてしまったことです。現在この通りは花通りと呼ばれ人々の交流のためのスペースになっています。初めは反対していた沿道の商店主も歩行者専用道路に人々が集まるようになったのを見てレルネル市長の政策を受け入れることになり、他の区画の商店主も歩行者専用道路化をレルネル市長に嘆願したため歩行者専用道路区間はさらに延長されました。

都市計画の専門家であるレルネル氏の理念は人を尊重する都市作りです。他の都市が乗用車を優先した都市作りを展開している時にレルネル氏は人を優先した都市作りを行いました。

クリチバはバス高速輸送システム(BRT:Bus Rapid Transit)の発祥の地です。

レルネル・クリチバ市長は74年、世界初のBRT の運行を開始します。BRT は連節バス、バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保、並びに、輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステムです。

レルネル・クリチバ市長は地下鉄の代替案としてBRT を発想しました(次ページへつづく)。

(文/池田敏雄、記事提供/ブラジル特報(日本ブラジル中央協会)、写真/Valdecir Galor/SMCS)
クリチーバ市のフア・ダス・フローリス(花通り)

■関連記事
ブラジル駐在、単身赴任か家族帯同か?
伊テノール歌手、アンドレア・ボチェーリが刑務所受刑者とコラボ
ブラジルで、非営利団体が医療向けの補助金約12億円を横領
リオデジャネイロのキリスト像が建造85周年
ハイチ移民、雇用を求めてブラジルから第三国へ

1 2 3 4
このエントリーをはてなブックマークに追加