2017年 01月 22日 22:14
日本のキリンホールディングスがブラジルにおける事業を、約1000億円(8億7000万USドル)でオランダのハイネケンに売却することで合意に達したことを日本経済新聞が報じたと、「G1」、「ヴァロール」などブラジルの各メディアが1月19日以降、伝えている。
記事によると、キリンホールディングスは、ブラジル・キリンを今年(2017年)中に売却したい考えだという。「G1」の問い合わせに対しハイネケン、ブラジルキリン共に回答はなかったという。
ブラジルキリンは、2011年に同社によるブラジルのスキンカリオウの買収後、2012年に設立された。10の州に12の企業を持っていた。2016年11月には、製造部門の一部をアンベブに売却している。
同社の資産には、ビールのスキン、デヴァッサ、バーデンバーデン、エイゼンバーン、シントラ、グラシアウなど、ミネラルウォーターのアグアスキン、清涼飲料水のフィブス、イトゥバイーナ、ヴィヴァ・スキン、エナジー飲料のエコ、果汁入りジュースのスキンカといったさまざまなブランドがある。
(写真・文/麻生雅人)
写真はブラジルで販売されているキリン一番搾り
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