ムケッカなどの郷土料理が並ぶ「ブラジル美食祭」3月開催
2017年 02月 25日「ムケッカ・バイアーナ」、「マニソバ」、「ドブラジーニャ」、「フェイジョアーダ」、「フランゴ・コン・キアーボ」、「エストロゴノーフィ」。これらの料理名を聞いただけでよだれが出てしまう人に、朗報だ。
冷凍肉を使用しないことで知られるシュハスカリーア(シュハスコ/シュラスコの専門レストラン)「ブラジリカグリル」(赤坂見附)では、3月の限定メニューで、6種類の家庭料理や郷土料理を提供する「ブラジル美食祭」を開催する。
「ブラジル美食祭」は、プレミアムシュハスコ・プランの一環で行われるもので、「シュラスコ18種+ビュッフェ40種+美食祭特別料理」で2時間食べ放題4960円(税別)。通常メニューでのプレミアムシュハスコ「シュラスコ18種+ビュッフェ」が5400円(税別)なので、「ブラジル美食祭」はお得なキャンペーン価格となっている。
また、通常の飲み放題プラン(2000円(税抜き))に、トロピカルカクテル数種類を加えた「美食祭飲み放題プラン」は1960円(税抜き)と、こちらもお得となっている。
「ブラジル美食祭」で提供されるのは、家庭料理(日常的に食べられているものからおもてなし料理まで)や、ブラジル各地の郷土料理。シュハスカリーアは数多くあるが、家庭料理を出す店はまだまだ日本には少ないため、貴重な機会となりそうだ。ビュッフェに並ぶ予定の料理は以下。
「フェイジョアーダ」は、フェイジョン(インゲン豆)と肉、腸詰などの煮込み料理。ほぼ全国的に食べられているおもてなし料理。「フェイジョアーダ・コンプレッタ」は、定番の付け合わせをそろえたフェイジョアーダの“コンプリート”・セット。「~コンプレッタ」のつけ合わせは、トへズモ(豚のお腹の肉を皮つきでカリカリに揚げたフライ)、炒めたコウビ(ケール)、ファロッファ(マンジョッカ芋を炒って味付けした粉)、オレンジ、ライス。
「ドブラジーニャ」は、牛の胃袋とフェイジョン・ブランコ(白いんげん豆)、トマト、たまねぎなどの煮込み料理。いわばブラジル版“トリッパ”。
「ムケッカ・バイアーナ」は、ブラジル北東部バイーア州版のムケッカ(魚介類などの煮込み料理)。この地方ではデンデ椰子の油、ココナッツミルクを使うのが特徴。
もうひとつ、ヨーロッパなどのシチューとの一番の違いは、一般的には小麦粉を使わない点。ファリーニャ・ジ・マンジョッカをかけて食べたり、ピラォン(マンジョッカ芋の粉で作る魚介味のあんかけ風の逸品)を付け合わせにすることが多い。参考レシピ/ムケッカ・バイアーナ(http://gshow.globo.com/receitas-gshow/receita/moqueca-baiana-53d63b784d38852818000051.html)、ピラォン(http://gshow.globo.com/receitas-gshow/receita/pirao-4d50733552e0b252bc001346.html)。
「マニソバ」は、北部パラー州に伝わる郷土料理。マニヴァ(マンジョッカ芋(キャッサバ芋)の葉、写真上)を1週間~10日煮込んだものに、牛肉や腸詰肉などを加えた、いわば“ベレン版フェイジョアーダ”。
「フランゴ・コン・キアーボ」は、中西部ミナスジェライス州に伝わる郷土料理。鶏肉とオクラの煮込み料理。
「エストロゴーフィ」は、生クリームとケチャップを使ったブラジル流ストロガノフ。おなじみの家庭料理で、ピンクに近い色をしていることが多い。具は牛肉、鶏肉、エビなどのバリエーションがある。付け合わせで、「バタタ・パーリャ」とよばれる細切りのポテトフライをたっぷり添えるのが特徴。
「ブラジル美食祭」は3月1日(水)~31日(金)まで開催。予約は専用アプリから。予約の備考欄にキーワード「ブラジル美食祭」と記すだけ。
AppStore
https://itunes.apple.com/jp/app/brasilica-grill-clube/id1161986879?mt=8
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https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ipcworld.brasilicaclube&hl=jp&utm_source=downloadatoz.com
「ブラジリカグリル」
港区赤坂3-10-4 赤坂月世界ビル 5F
https://r.gnavi.co.jp/ggf0edex0000/
(文/麻生雅人、写真/Christina Xu(ムケッカ・バイアーナ)、Felipe Fonseca(マニヴァ)、divulgação(エストロゴノーフィ))