古典的な脱獄手法、功を奏さず

2017年 04月 10日

ごみ箱で脱走

女装で面会人を装ったり刑務所から地下トンネルを掘ったり、あの手この手で脱獄劇が繰り広げられるブラジルだが、北東部セアラー州である古典的な脱獄の試みが敗れたようだ。

グローボ系ニュースサイト「G1」が4月8日づけで伝えたところによると、セアラー州ソブラウ市の刑務所で、ごみ箱に潜んで脱走しようとした囚人が、刑務所に戻されたという。

同市軍警察によると、囚人はごみ収集専門スタッフに見つかり、即、所内の房に戻されたという。

この脱獄に関するセアラー州司法・市民生活局(SEJUS-CE)のリリースは下記の通り。

「セアラー州SEJUSからのお知らせです。今週土曜日の朝、ソブラウ市刑務所の職員が囚人の脱獄未遂を発見しました。ごみ回収担当が中庭のごみ箱からごみを回収試用としたところ、中に人間の体があるのを発見しました。刑務官らが身元確認を行ったところ、受刑者のジョゼー・マナウエロ・ヂ・ソウザ・アラウージョであることが判明しました。当受刑者は健康診断を受け、刑務所は当受刑者を独房に送る措置を取りました」

(文/原田 侑、写真/Reprodução/Verdes Mares/TV Globo)
写真はTVグローボ系列「ヴェルジス・マーリス」の報道番組で紹介された脱走犯。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで