サンパウロのアート関係者が集結、文化予算の凍結に抗議
2017年 04月 30日3月27日(月)午後15時ごろから、ブラジル、サンパウロ市旧市街区のムニシパウ劇場前で、同市文化局の予算凍結の解除を求める抗議パフォーマンスが行われた。
サンパウロ文化前線によるとサンパウロ市のジョアン・ドリア市長は、文化予算額の43.5%の凍結を発表しているという。現地メディア「G1」などが伝えている。
ドリア市長は2017年1月に、教育や保険に関する資材購入費市の削減など、さまざまな分野に関する大幅な予算凍結案を発表しており、文化予算の凍結もその一環で発表されていた。
デモに参加したのは俳優、大道芸パフォーマー、音楽家、サーカス団員などで、パフォーマンスは夜8時ごろまで同じ場所で続けられた。
参加者の中には児童向け人気テレビ番組「ハ・チン・ブン城」のドトール・アボブリーニャを演じたパスコアウ・ジ・コンセイサォンの顔もあった。
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(文/麻生雅人、写真/Rovena Rosa/Agência Brasil)
写真は3月27日、サンパウロ市で行われた文化予算凍結への抗議デモ。写真下、前列中央がパスコアウ・ジ・コンセイサォン