ブラジル全国選手権第四節コリンチャンス対サントス戦の既視感!?

2017年 06月 5日

コリンチャンス対サントス

前半はほぼ互角で0-0だったが、後半は、完全にコリンチャンスの一方的なゲームになってしまった。

特に、2点目のジョーのゴールは、マンジュキッチのゴールを彷彿させるオーバーヘッドキックでのゴールだった。

サントスの監督ドリヴァウ・ジュニオールの采配が冴えなかったのも、ユベントスのアレッグリと同じだった。

終盤、コリンチアーノたちが、熱狂のあまり、客席で発炎筒を燃やし、試合が中断されるハプニングがあった。機動隊に追われ観客席から退場させられていた。

結局、2-0でコリンチャンスが勝った。

ブラジル全国選手権は4節を終え、暫定ながらコリンチャンスは勝ち点10で2位。一方のサントスは、1勝3敗で勝ち点3と低迷している。

同時並行で行われているリベルタドーレス杯で、サントスはグループリーグ首位通過を決めているが、ブラジルでは、ちょっとでも成績が悪いとすぐに監督が解任されてしまうので、ドリヴァウ・ジュニオールといえども、ちょっと危ないかもしれない。過去、サントスで実績十分のルシェンブルゴが現在フリーのようなので、もしかしたらもしかするかもしれないが、ここはもう少し辛抱してドリヴァウ・ジュニオールに采配をふるい続けてほしい。

(文/コウトク、写真/© Daniel Augusto Jr./Ag. Corinthians)

著者紹介

コウトク

2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。
2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。

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