リオで国際数学オリンピック開催。気になる順位、日本は…!?

2017年 07月 24日

第58回 国際数学

グローボ系ニュースサイト「G1」をはじめ現地メディアが7月22日付で伝えたところによると、7月17日にリオブラジルの・デ・ジャネイロで開幕された「第58回 国際数学オリンピック」で、ブラジルは37位でマレーシアと順位を分かち合ったという。

期間中、リオ西部のバーハ・ダ・チジュッカで111か国から参加した623人の高校生がその知力を競い合った。各国の出場枠は上限6名。

「フォーリャ・ジ・サンパウロ」紙電子版によると、個人別で1位に輝いたのは、日本から出場した髙谷悠太さんと、イランのAmirmojtaba Sabourさん、ベトナムのHuy Hoàngさんで、3人とも35ポイントで同点1位となった。

国別で優勝したのは韓国で、6個の金メダルを獲得した。順位は2位中国、3位ベトナム、4位アメリカ合衆国、5位イランと続く。日本は6位だった。

37位のブラジルは銅メダル2つ、銅メダル1つ、特別賞3つを得た。メダリストは銅がジョルジ・ルカス・ヂニーズさん、銀がダヴィ・セナさん、ジョアン・セーザル・カンポス・ヴァルガスさん。

ブラジルが初めて国際数学オリンピックに参加したのは1979年で、累計で22個のメダルと29の特別賞を得ている。2016年には銀メダル5個、銅メダル1個を獲得し、15位まで上がった。

ちなみに、参加学生のうち女子は全体の10%程度だが、今回初めて女子学生だけのランキングが発表された。前回から順位を上げたボツワナ、コロンビア、韓国、カナダ、ブルガリアの代表が紹介された。

国際数学オリンピック、次回は2018年7月にルーマニアで行われる。

(文/原田 侑、写真/Divulgação/Impa)
写真はリオデジャネイロ、「第58回 国際数学オリンピック」の女子参加者。女子の参加は全体の10%だった