サッカー、2017年クラブW杯。南米代表ブラジルのグレミオは準優勝
2017年 12月 21日あわやジャイアントキリングかと思われたレアルマドリッドとアルジャジーラの準決勝は見どころ満載だった。
浦和レッズは、初戦の準々決勝でアルジャジーラ相手に0-1で負け非常に残念な結果に終わってしまった。この試合に勝てば、レアルマドリッドと対戦でき、本田のパチューカとの対戦の可能性もあったので残念ではあったが。
パチューカは本田の活躍が目立った。
本田はパチューカの中心人物として非常に効果的な動きをしており、積極的に何度もシュートを放ちかなり目立っていた。グレミオとの準決勝でも、パチューカの動きはとてもよく、決勝に駒を進めていても不思議ではなかった。すごくよい働きをしていただけに、パチューカの最後の試合となった3位決定戦に出場しなかったことはとても残念だった。
しかし、今大会一番評価を上げた選手は、アルジャジーラのFWロマリーニョかもしれない。2012~2014年に名門コリンチャンスで活躍しており、2012年のクラブW杯優勝時のメンバーでもあるブラジル人選手だ。
今大会では2ゴールを挙げ、クリスチアーノ・ロナウドらと共に得点王に輝いた。特にレアルマドリッド戦の先制ゴールはカウンターで鮮やかに決まり、世界中を驚かせたのではないだろうか。浦和レッズ戦でもアシストを決めており、勝負強さを感じる選手だった。
現在27歳のロマリーニョは2014年から中東でプレーしているようだが、これを機にヨーロッパのクラブへの道が開けるかもしれない。
(文/コウトク、写真/Antonio Villalba)
写真は準決勝のレアルマドリッド対アルジャジーラ