ブラジル連邦議員一行が訪日。経済関係者、有識者などと交流
2017年 12月 24日日本の外務省が推進する「Juntos!!中南米対日理解促進交流プログラム」の一環として、12月9日から16日にかけてブラジル連邦議員他8名が訪日しました。
来日したのは来日した議員はアナ・アメリア・ジ・レモス上院議員(PP/RS)、ヴァンデルレイ・マクリス下院議員(PSSDB/SP)、ジェラウド・ヘゼンジ・ペレイラ下院議員(PSDB/MS)、ヴィトール・リッピ下院議員(PSDB/SP)、ホムロ・ジョゼー・ジ・ゴウヴェイア下院議員(PSD/PB)、ラエルシオ・ジョゼー・ジ・オリヴェイラ下院議員(SD/SE)、アジウトン・ドミンゴス・サシェッティ下院議員(PSB/MT)、ミレラ・スズキ議員補佐官(MS)の8名の議員です。
外務省によると、約1週間日本に滞在した議員たちは、対日理解を深めて、日本とブラジル両国の政治経済関係の強化することを目的として、政府関係者との懇談や経済関係者・有識者などとの意見交換、企業訪問などを行ったとのことです。
滞在中、議員たちは東京で農業協力に関する有識者や日本企業の対伯投資傾向に関する有識者などとのブリーフィングを行ったほか、愛知県では豊田市立西保見小学校やトヨタ自動車、広島県では平和祈念資料館などを視察しました。
「Juntos!!中南米対日理解促進交流プログラム」は、中南米各国で、様々な分野において日本との関係強化に貢献することが期待される人々を対象に我が国の中南米に対する外交政策や伝統、最新技術等に触れる機会を設けることで、日本についての理解を深め、ひいては、日本と中南米の絆を深めることを目的として実施している事業です。
このプログラムでは2016年3月にもブラジルから連邦議員、地方議員、若手行政官、経済関係者など計30名が訪日しています。
「Juntos(ジュントス)」とは、スペイン語及びポルトガル語で「共に」を意味する言葉で、2014年の安倍総理中南米訪問の際にサンパウロで行った外交スピーチのキーワードとして知られています。
Juntos!!事務局はこれらの交流事業を通じて日本とブラジルの関係が強化されるとともに、一行が、日本の外交や日本の魅力等を積極的に発信することが期待されるとしています。
(文/麻生雅人、写真/Marcelo Camargo/Agência Brasil)
写真は2014年、ブラジリアにて「サッカー感謝の集い」に出席した安倍総理。安倍総理は同年7月31日から8月2日にかけてブラジルを訪問、ブラジリア及びサンパウロにおける行事に参加した。8月2日にはサンパウロで「Juntos!! 日本・中南米協力に限りない深化を対中南米外交・三つの指導理念」と題したスピーチを行った