「岩合光昭の世界ネコ歩き」でもお馴染み、リオデジャネイロのねこのシキーニョと飼い主の深い絆とは
2018年 04月 15日NHK BS プレミアムの人気番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」のリオデジャネイロ編に登場したことで、地球の反対側にある日本でも人気者となっている、ねこのChiquinho(シキーニョ)はもちろん本国ブラジルでも大人気。
シキーニョが散歩先であるコパカバーナやイパネマなどのビーチや公園でサングラスをして寝そべっていると、横に並んで写真を撮りたがる観光客が後をたたないという。そんなシキーニョと飼い主アレシャンドリさんとの間には、ドラマチックな絆の物語があった。
地元リオデジャネイロのマスコットだけでなく、アメリカ合衆国の雑誌の表紙も飾ったというシキーニョは、今では世界中で知られる存在だ。グローボ系列のメディア「G1」の記事では、日本のテレビで紹介されたことが記されている。
そんなシキーニョはこれまでにもテレビのニュースでたびたび取り上げられており、2013年にはTVグローボ系列の報道番組でリオの“ガーフィールド”と紹介されたこともある。そんなシキーニョが今年(2018年)、またもテレビに登場して話題をさらっているのだが、今回シキーニョが登場したのは、暴力事件を報道するニュースだった。
シキーニョはリオ市南部にある、大規模なファヴェーラ(スラム街)があることでも知られるホッシーニャ地区で飼い主のアレシャンドリ・グラールさん(64)と暮らしている。
この日、グローボ系列RJTVのニュース報道の生放送中、レポーターが地元ホッシーニャ地区の暴力事件を伝えているときに、いつものサングラス姿で飼い主アレシャンドリさんが運転するバイクに乗って走っているところが映りこんだのだった。
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(文/麻生雅人、写真/Reprodução/TV Globo)
写真はグローボ系列の報道番組より。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで)