「RIZIN.14」開催直前、ギャビ・ガルシア選手とバーバラ・ネポムセーノ選手インタビュー
2018年 12月 30日12月29日(土)、東京都内のホテルにて、大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される「Cygames presents RIZIN.14」の出場選手の会見とインタビューが行われた。
会見には、今大会で直接対決の試合が組まれている2名のブラジル人選手、ギャビ・ガルシア選手とバーバラ・ネポムセーノ選手も参加した。また両選手は、Mega Brasilのために個別インタビューにも応じてくれた。
会見で、2015年に開催された1回目から大会に参加し、久しぶりにRIZINのリングに戻ってきたギャビ選手は「RIZINは家族のようなもの。良い時もあれば悪い時もあります」と、RIZINへの想いを語った。
「今までいろんなシチュエーションに直面してきました。目標があるから一度も諦めたことはありません。わたしはこの試合のために、一所懸命、ほとんど休まず朝から夜までトレーニングをしてきました」(ギャビ・ガルシア選手)
そのギャビ選手と対戦するバーバラ・ネポムセーノ選手は「本当に夢が叶おうとしているのです。とてもワクワクしています」と、初参戦となるRIZINへの抱負を語った。
バーバラ選手「わたしは、とにかく勝つことにこだわりたい。方法にはこだわりません。わたしはキックボクシング出身なので、柔軟性があり、リングの中でいろいろなことができます。それをぜひ日本の観客にも見てもらいたいと思っています」
会見後、両選手はMega Brasilのインタビューに答えた。
●ギャビ・ガルシア選手
――まずは、日本に戻ってきた感想をお聞かせください。
「戻ってこられて、とても幸せです。わたしは日本のみなさんのことも、日本で試合を行うことも、愛しています。日本で試合をするということは、ブラジルでの試合と全く違いますし、世界のどの場所とも違うと思います。日本には、今も武道の心が残っていると思うからです。とにかくわたしは日本で試合することを愛しています。ですからとても幸せです」
――今回はブラジル人同士での対決となりました。どのように感じますか。
「わたしは今まで、ブラジル人との試合を選ばなかったけれど、彼女(バーバラ選手)は選びました。わたしはあまりやりたくなかったのですけど。でもこれはビジネスです」
――日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「いつもありがとう。わたしは、日本にたくさんのブラジル人が暮らしているブラジルコミュニティがあることを知っています。そのことも、わたしが日本を愛するモチベーションのひとつです。ブラジル国旗を掲げることを続けて欲しいと言いたい。わたしはアメリカ合衆国に住んでいるブラジル人ですが、日本の魂を持ったブラジル人です(笑)」
●バーバラ・ネポムセーノ選手
――日本は初めてとのことですが、日本の印象をお聞かせください。
「子どもの頃からブラジルで映画やアニメなどを通じて日本の文化に触れてきました。子ども達はアニメが大好きですからね。そしてなにより武道を通じて日本の文化に接してきましたので、ずっと日本に来たいと思っていました。やっと来ることができました」
――RIZINに初参加されることに関して、思うことがありましたらお聞かせください。
「RIZINは、女性のヘビー級の試合を始めた最初の格闘技イベントです。他の団体では女性はもっと軽い階級のみの試合しか行っていません。女子ヘビー級ファイターにとってもこの階級は必要だと思っています。なぜなら、女子ヘビー級ファイターは、なかなか自分のやっていることをたくさんの人に見せる機会がないからです」
――キックボクシングを始めてから、人生は変わりましたか?
「わたしはキックボクシングを始めてまだ9年です。大学で地理学を学んだので、地理の教師をしながら競技をしていましたが、チャンピオンになってからは、プロのキックボクサーとして活動しています。ですから私の人生は大きく変わりました。なによりも、今、私はここ(日本)にいますからね!」
「Cygames presents RIZIN.14」大会概要
日時:2018年12月31日(月)13:00開場/15:00開始
会場:さいたまスーパーアリーナ
※チケットは全席完売でアウトレット席のみ発売中(12月30日現在)
http://jp.rizinff.com/_ct/17205387
TV放送/「RIZIN.14」12月31日(月) 18時00分~23時45分、フジテレビ系列全国ネットにて放送。
(写真・文/Viviane Yoshimi)
写真はギャビ・ガルシア選手とバーバラ・ネポムセーノ選手