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ブラジルでのデング熱の症例報告、約6万件に

写真はリオデジャネイロ、町中に設置された、デング熱とネッタイシマカの関係を広報する案内(写真/Erasmo Salomão/ Ministério da Saúde)

現在、真夏となっているブラジルで、デング熱の感染報告が増加している。

同国保健省によると、2019年にブラジルでのデング熱発症例は、前年に比べ、約600%増加していた。2019年9月の同省の発表では、前年12月30日から8月24日までの全国でのデング熱発症報告数は1.439.471件で、報告件数が205.791件だった2018年と比較すると599.5%の増加となったという。

ミナスジェライス連邦大学・大学病院のエリクソン・ゴンチージョ医師は、現在、世界では新型コロナウイルスによる新型肺炎が問題になっているが、わが国では昨年からデング熱が増加していることに留意しなければならないと地元紙「ウアイ」で警告している。

市保健局全国評議会(CONASEMS)は2月13日(木)、ブラジル保健省が発表した最新の伝染病報告によると、2019年12月29日から2020年1月25日までの期間に国内で報告されたデング熱の可能性がある症例数が57.485 件あると伝えている。

地域別では、国の5つの行政区のうち中西部で最も報告数が多く、人口10万人あたり63.37件だという。

アクリ州、マットグロッソドスウ州、パラナ州では発生率は人口10万人当たり100件だという。

保健省によると「デング熱の発生件数は風土病のチャンネルに逆行している」という。

さらに、ネッタイシマ蚊が媒介するそのほかの蚊媒介感染症では、チクングニア熱の可能性のある症例が2340件報告されており、発生率は、住民10万人あたり1.11件となっているという。

チクングニア熱の影響を最も受けている地域は南東部と北東部で、南東部は10万人あた1.62人、北東部が住民10万人あたり1.04人、となっているという。

可能性のある症例報告数はエスピリットサント州が全体の31.0%、リオデジャネイロ州が20.8%とのこと。

現地メディア「G1」によるとチクングニア熱は、感染者の約30%は発症せず、潜伏期間が約2~12日あるという。

やはり蚊媒介感染症のひとつであるジカ熱は、今年は北東部で可能性のあるとされる報告が85件あるが、2016年の緊急事態ほどの数ではないという。

(文/麻生雅人)

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