【RIZIN.22】ホベルト・サトシ・ソウザ選手がTKO勝利

2020年 08月 10日

8月9日、ぴあアリーナMMで開催されたRIZIN22、第9試合で矢地佑介選手と対戦したホベルト・サトシ・ソウザ選手(写真提供/RIZIN/ ©RIZIN FF)

2020年8月9日(日)、横浜・ぴあアリーナMMにて格闘技イベントRIZIN.22が開催された。

新型コロナウイルス感染防止対策のため、来場者には来場者情報登録とマスクの着用が必須となっており、主催者からは声を上げての応援は控え、大きな拍手で応援してほしいとアナウンスがあった。座席もひと席空けて座るよう表示がされるなど、さまざまな工夫がされていた。空いているドアも多く換気もされていた。

8月9日、ぴあアリーナMMで開催されたRIZIN22会場(撮影/Viviane Yoshimi)

今回のメインカードとなる第9試合はブラジル人ファイターのホベルト・サトシ・ソウザ選手と矢地佑介選手の試合だが、第7試合は浅倉カンナ選手と古瀬美月選手の試合、第8試合は浜崎朱加選手と前澤智選手の試合と、女子選手の試合がメインカードの前に2試合組まれていた。

第7試合は1R 1分35秒グラウンドパンチによるレフェリーストップで浅倉カンナ選手がTKO勝利を収めた。

8月9日、ぴあアリーナMMで開催されたRIZIN22、第7試合で対戦した浅倉カンナ選手と古瀬美月選手(写真提供/RIZIN/ ©RIZIN FF)

浅倉選手は「RIZINのベルトを持っているハム・ソヒ選手と一番試合がしたい、まだ息苦しい生活が続くけれど、今日・明日とRIZINを見て少しでも明るい気持ちで帰ってもらえれば」と勝利者マイクで語った。

古瀬選手は試合後のインタビューで「ずっと目標にしてた舞台であんなにたくさんの人の前で、光がたくさんあって、大好きな曲が流れて、本当に心から楽しんでました」とコメントした。

第8試合は2R 1分26秒アームロックによるタップアウトで浜崎朱加選手が勝利を収めた。

8月9日、ぴあアリーナMMで開催されたRIZIN22、第8試合で対戦した浜崎朱加選手と前澤智選手(写真提供/RIZIN/ ©RIZIN FF)

浜崎選手も勝利者マイクで「ハム・ソヒ選手と対戦したい」「今回の試合は急でしたが、対戦したいと言っていただいて嬉しかったし、キュンとしました(笑)」とコメントした。

そして第9試合。

1R 1分52秒 パウンドパンチによるレフェリーストップで、ホベルト・サトシ選手がTKO勝利を飾った。

8月9日、ぴあアリーナMMで開催されたRIZIN22、第9試合で対戦した矢地佑介選手とホベルト・サトシ・ソウザ選手(上)(写真提供/RIZIN/ ©RIZIN FF)

サトシ選手はハイキックからのタックルで矢地選手をテイクダウンするとそのままパウンドパンチを打ち続け、レフェリーは試合を止めた。サトシ選手はまた今回の試合も打撃で勝利を収めた。

勝利者マイクでサトシ選手は「まだ帰らないで、お願いがあります。みなさん、ほんとうにありがとう。10月は恥ずかしい試合でしたが、いまは大丈夫です。このチャンスをRIZIN、ほんとうにありがとうございます。今度は世界で見せたいです。そしてわたしの弟のような選手で66㎏の強い選手がいます。彼はいい試合をしますのでSNSで#クレベルin RIZINつけてください」と、同じくブラジル人柔術家、MMAファイターで元KSW王者のクレベル・コイケ選手を紹介した。

8月9日、ぴあアリーナMMで開催されたRIZIN22、クレベル・コイケ選手(左)を紹介する選手ホベルト・サトシ・ソウザ選手(写真提供/RIZIN/ ©RIZIN FF)

「今日はすごく嬉しい、先輩が勝ちました。66㎏で1回チャンス下さい。いつでも誰でもいいから試合がしたいです」(クレベル・コイケ選手)

続けてサトシ選手は「負けたのも大事です。勝つ時もあるし負ける時もあります。わたしの生徒たち、家族も手伝ってくれます。ほんとうにありがとう。絶対に忘れません。世界に見せて、RIZIN戻ったぞ」とリング上で絶叫し、大会を締めくくった。

(文/Viviane Yoshimi)