「RIZIN.28」と「RIZIN.29」、5月開催が決定。ボンサイ柔術のアラン“ヒロ”ヤマニハが初参戦

2021年 03月 31日

3月26日(金)、
「RIZIN JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント 1st ROUND」の組合せ抽選会(撮影/Viviane Yoshimi)

3月26日(金)、都内にて、5月に開幕する「RIZIN JAPAN GP 2021 バンタム級トーナメント 1st ROUND」の組合せ抽選会が開催され、ブラジル、サンパウロ出身のアラン“ヒロ”ヤマニハの参加も発表された。

会見の冒頭でRIZINの榊原信行CEOから、5月23日(日)に東京ドームにて1回戦4試合(「RIZIN.28」)と、翌週の5月30日(日)に丸善インテックアリーナ大阪にて4試合(「RIZIN.29」)が行われることが発表された。

同トーナメントの2nd ROUNDは9月に関東圏で開催され、準決勝と決勝を年末に行うことも明かされた。

トーナメントの組み合わせ抽選は通称「ディスティニーシステム」で行われ、RIZINの出場回数が多い順(同回数の場合は五十音順)でディスティニーBOX内の封筒を選び、1~16の数字が書かれた紙の順で、A~Hの好きな場所を選ぶシステムで決められた。このシステムにより以下の対戦カードが決定した。

石渡伸太郎 vs. 井上直樹
春日井寒天たけし vs. 扇久保博正
倉本一真 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ
瀧澤謙太 vs. 今成正和
渡部修斗 vs. 朝倉 海
元谷友貴 vs. 岡田 遼
金太郎 vs. 伊藤空也
獅庵 vs. 大塚隆史

注目の朝倉海は、渡部修斗を選び「負けた状態で海外に挑戦するのも、違うと思うので圧倒的に優勝して海外に挑戦したいと思います。僕が勝ち進むことで、日本の格闘技が一番盛り上がると思うので、優勝は通過点でその先を目指して頑張りたいと思います。1回戦は誰でもよかったのですぐに決まる相手を選びました」とコメントした。

RIZIN初参戦となるアラン“ヒロ”ヤマニハは、ホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケと同じく、RIZINのリングを席巻するボンサイ柔術チームの一員。「みんなが強いけどいい試合しましょう」と参加への意気込みを語った。

2010年にDEEP名古屋大会でプロデビューを果たしたアラン“ヒロ”ヤマニハは、以降ZST、Road FC、HEATを渡り歩き、2015年からはパンクラスを主戦場に戦っている。

2016年1月には打撃を得意とする瀧澤謙太をKOで下し、元UFCファイターの清水俊一からも判定勝利をあげている。

その後、第5代修斗世界フェザー級王者・上田将勝、藤井伸樹、金太郎に3連敗を喫したが、2019年に19年7月には同級2位のTSUNEに逆転のTKO勝利を果たした。

同年10月には春日井“寒天”たけしとの対決を制し、パンクラスバンタム級1位にランキングされた。現在、キング・オブ・パンクラシストの座を虎視眈々と狙っているという。

(記事提供/Hexagon News、文/Viviane Yoshimi、構成/Mega Brasil)