【RIZIN.28】クレベル・コイケ、6月に東京ドームで朝倉未来と対戦

2021年 05月 10日

会見に臨んだクレベル・コイケ選手(右)と朝倉未来選手(左)(画像提供/(C)RIZIN FF)

5月4日(火・祝)、都内にてRIZINの記者会見が行われ、6月13日(日)に東京ドームにて開催が予定されている「RIZIN.28」での、サンパウロ出身のクレベル・コイケと朝倉未来による追加対戦カードが発表された。

RIZINの榊原信行CEOはこのカードが実現したいきさつについて、ファンが待ち望んだカードを東京ドームでマッチメイクしたと説明した。

「東京ドームで18年ぶりに大会を開催します。僕らも本気で出し惜しみなくカードを編成していこうと思っています。これは東京ドームにふさわしいカードです」(榊原信行CEO)

会見に出席した朝倉は「残り1カ月ちょっとあると思うんで、今までで一番追い込んで、いい試合をしたいと思います」と意気込みを話した。

最近のトレーニングについて朝倉は「大晦日の時にスタイルを変えて、自分から攻めるスタイルに変わったと思う。組みでも自分から攻める展開を練習で多くしているので、ちょっとスタイルは変わったと思う。今回初めてのタイプの選手なので、ずっとプレッシャーを与え続ける展開にしたいなと思っています」と自分からも攻め、組み技も練習していると明かした。

朝倉のコメントに対し、クレベルは、返答で余裕を見せた。

「全然問題ない。彼は半年くらいでスタイルを変えることはできない。みんなも知っているように、わたしは寝技が得意で、彼は打撃が得意。キツい試合になると、彼は絶対に打撃のスタイルに戻る。わたしは絶対に寝技になる。心配ない」と余裕を見せた。

また両者は、この試合を超えたらフェザー級王者の斎藤裕に挑戦したいか? と尋ねられ、クレベルは「それはもちろん。それをずっと待っている。ベルトね。朝倉に勝てたら、次は斎藤とやりたいね。間違いないね」ときっぱり。朝倉は黙ってうなずき、両者ともに王座を見据えた。

決着についてクレベルは、「サブミッションで一本勝ちがやりたい。わたしは1回のチャンスで決める。彼が1回ミスをすれば、その1回で、絶対にフィニッシュする。間違いない」と朝倉のミスを確実に狙うとアピール。対する朝倉は「KOしたいです」と、両者は、対照的な決着の仕方を思い描いていることを明かした。

(記事提供/Hexagon News、文/Viviane Yosimi)